カーボンの外装と黒&赤の内装 日本で32台だけの特別なアルファ・ロメオ・ジュリア&ステルヴィオ・クアドリフォリオが登場
510psのスポーツ・セダン&SUVの限定モデル
現在のアルファ・ロメオは日本市場で、スポーツ・セダンの「ジュリア」、同じプラットフォームを使うSUVの「ステルヴィオ」、CセグメントSUVの「トナーレ」を販売している。さらに、公式サイトのラインナップには、日本導入時期を未定としながらもCセグメントSUVのジュニアも掲載されており、こちらの導入も近いかもしれない。 【写真26枚】アルファ・ロメオのDセグメント・モデル、「ジュリア」と「ステルヴィオ」の最速最強モデルである「クアドリフォリオ」に設定された特別仕様車、「スーペル・スポルト」の詳細画像をチェック ◆スーパー・スポーツを名に持つ 今回、ジュリアとステルヴィオの最速最強モデル、クアドリフォリオに限定車の「スーペル・スポルト」(Super Sport)が設定され、その予約受付が開始された。 ◆ミッレミリア初制覇へのオマージュ 世界限定モデルとなるスーペル・スポルトは、アルファ・ロメオが「6C 1500 Super Sport」で1928年に開催されたミッレミリアの第2回大会を初制覇した、その歴史的な勝利へのオマージュが捧げられたモデルだ。 エクステリアは、デザイン部門の「チェントロ・スティーレ」がクアドリフォリオのロゴをブラック基調としたことを再解釈。フロント・グリルとドア・ミラーにカーボン素材が使われ、レーシーな雰囲気を漂わせている。また、ブラックのブレーキ・キャリパーと「Super Sport」特別エンブレム、ネームプレートを備える。 ◆赤が映えるインテリア インテリアには、アルファ・ロメオとして初採用のレッドステッチ・アクセントが施された3D仕上げのカーボンファイバーがダッシュボード、センターコンソール、ドア・パネルに配置され、よりスポーティなムードを放っている。また、ヘッドレストに、専用の赤いロゴステッチとシリアルナンバーが刺繍され、限定車ならではの特別感を漂わせている。そのほか、スポーツ・レザーシート(6ウェイ・パワーシート、シートヒーター付き)、ステアリング・ヒーターなども備わる。 ボディカラーは、「ブルカノ・ブラック」、「エトナ・レッド」の2色設定で、いずれも別途塗装代が必要となる。 世界でジュリアが275台、ステルヴィオが175台用意されるうち、日本市場には、ジュリアが30台、ステルヴィオが2台割り振られる。 価格は、ジュリアが1445万円、ステルヴィオが1491万円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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