石垣市住民投票を求める会が解散/自衛隊配備巡り/「考えるきっかけになれた」
石垣島の陸上自衛隊配備を巡って、市に住民投票の実施を求め続けてきた住民グループが、11月27日、解散しました。 石垣島への自衛隊配備を巡り石垣市に対して住民投票の実施を求めるため署名活動や、訴訟などが行われましたが、実現はしていません。 こうした中、訴訟の終結などを経て「石垣市住民投票を求める会」は11月27日に解散集会を開き、2018年から6年続いた活動を終えました。 宮良麻奈美さんは「住民投票が求められた自衛隊配備と島の記録、記憶として残せたことは、(投票は)実施はできなかったものの大きな意味があると思っている」と話しました。 金城龍太郎さんは「意見を表明する場所を作るという一つの目標と、もう一つ会の中で大きな目標があって、みんなで考えるきっかけを作るという目標。長引いてはしまったが、6年間、みんなに考えてもらうきっかけ作りは出来たと思う」と話しました。 住民投票が実現しない中で政府は2023年、石垣島に陸上自衛隊の駐屯地を開設しています。