【日本ハム】3年目で初の貯金2に新庄監督「負ける気しなかった」黒の限定ユニ“初陣”でサヨナラ勝ち
◆パ・リーグ 日本ハム3×―2西武(5日・エスコンフィールド) 日本ハムが今季初のサヨナラ勝ちを決めた。延長12回、4時間超えの激闘に最後は4番・マルティネスが中犠飛で終止符を打った。 新庄政権3年目にして初の貯金「2」。この日から本拠地では「エスコンフィールド1周年シリーズ」がスタートし、ナインは黒を基調とした期間限定の新ユニホームを着用していたが、その初陣を白星で飾った。試合後の新庄剛志監督の主な一問一答は以下のとおり。 ―(自ら) 「お疲れです。はぁ~、よく追いついて逆転してくれましたよ。今のところのキーポイントは、北浦君がちょっと勝利の女神チックになってきてるんで(延長12回のマウンドに)北浦君に行ってもらって、勝利を持っていくっていうイメージで行って、正解でしたね。最後(先頭の代打)石井君もよく出てくれて。(代走)五十幡君の盗塁警戒というとこで、加藤(豪)君が3本打ってたんで、ここはもう打たせようと。よかった(笑い)」 ―加藤豪将を今季初先発、しかも1番起用した意図は。 「フリーバッティングが今、このメンバーの中で一番いいんで。そこですね。結果よりフリーバッティングの内容」 ―4番のマルティネスが決めた。 「満塁強いですからね。もうなんか今日、負ける気はしなかった。落ち着いてベンチで見ていられました」 ―田宮裕涼のバットが止まらない。 「ファーム時代の初ホームランが(この日先発の)今井君。打席の中で余裕を感じましたね」 ―シーズン序盤でこういう勝ち方ができているのは。 「別に不思議ではないです。キャンプ中からこういう勝ち方、追いついていくっていうところはできていると思ったので」 ―去年は1点差負けが多かったが粘りが出てきた。 「去年はなしで。去年と、その前の年は、成長する過程なので。今年、やってきたことを爆発させる」 ―ベンチメンバー含めて総動員で勝利をつかんだ。 「お互いでしょう」 ―先発の伊藤大海が7回7奪三振2失点。 「全然良いですよ、ねっ!悔いが残ったのは(2回1死三塁で)佐藤君の打席。前進(守備)やったな…と思って。(相手投手が)今井君だったから、ちょっと手こずるかなというところで谷内コーチと話をしているところで(判断が)遅かった。次は思い切って、結果論じゃなくて先に動きます」 ―郡司裕也も石井一成も代打で即結果を出した。起用法に悩む。 「これが層が厚くなったということ。1番うれしいところですよね」
報知新聞社