リビングの広さは「10畳」なのですが、エアコンが思ったよりも高かったので「6畳用」のエアコンを購入したいです。これって節約になりますか?
最適なサイズの選び方は?
適切なエアコンのサイズを選ぶには、どの部屋に設置するのかや、家の構造がどのようなものなのかを考慮することが重要です。 そもそもエアコンに定められている適応畳数は1964年に定められたもので、今よりも家の断熱効果が高くないころの家屋を基準に決められています。つまり家が高気密高断熱住宅なのであれば、記載されている畳数を参考に購入するとオーバースペックになってしまう可能性もあるのです。 しかし、次のような部屋に設置する場合は、大きなサイズを購入したほうがよいとされています。 ●キッチンと続きのリビング ●南向きなど日当たりがよいリビング ●マンションの最上階や屋根に近い部屋二間続きの部屋 ●二間続き・吹き抜けがある・天井が高い部屋 ●窓の大きな部屋 など 上記に当てはまらない部屋で、断熱性能が備わっている部屋であれば、設置する部屋より小さな畳数に適したサイズのエアコンでも、問題なく使用できることもあります。 例えば、家のなかでも寝室や子ども部屋など、日中にあまり使用しない部屋であれば、10畳の部屋に対して6畳に適したサイズのエアコンを設置して、常にフルパワーで運転しないようにすれば、消費電力も抑えられ電気代の節約につながる可能性もあるでしょう。
エアコンのサイズ選び以外の節電方法も取り入れよう
エアコンの節電対策を考えるのであれば、小さなサイズを購入するのではなく、次の方法を試すのもおすすめです。 エアコンフィルターが目詰まりすると、風の通り道をふさいでしまい、エアコンの利きが悪くなります。2週間に一度はフィルター掃除をして目詰まりを防ぐとよいでしょう。また部屋の温度を均一にするために、サーキュレーターを使用するのも節電に効果的です。 適応サイズより小さなサイズのエアコンを購入するのは、場合によっては節電にならず、逆に電気代を上げてしまう可能性があります。家の状況を踏まえて購入を検討し、節電対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部