旧グリーンスコーレせきがね「ホテル星取テラス」 4月26日開業決定 倉吉市、県美特需狙う
倉吉市などは18日、同市関金町関金宿で改修工事を進めている公設民営の温泉宿泊施設「ホテル星取テラスせきがね」(旧グリーンスコーレせきがね)を4月26日に開業すると発表した。来年3月30日の鳥取県立美術館開館により、増加が見込まれる観光需要の取り込みを図る。 施設は2階建ての新館と5階建ての旧館からなり、愛犬と一緒に宿泊できる「ワンちゃん泊ルーム」(4室)を含む計30室(定員162人)を完備。「ユニバーサルデザインホテル」をコンセプトに、大浴場に入浴用昇降機も設置する。総料理長は「現代の名工」に選ばれた日本料理人の岩本栄二さん=三朝町大瀬=が務める。また、大山を一望できる露天風呂やサウナ、バーベキューテラスなど、日帰り利用にも対応する。 来年2月1日から、同施設と指定管理者の流通(同市巌城)のホームページで予約受け付けを開始する。 広田一恭市長は「美しい星空や旧国鉄倉吉線廃線跡など関金には観光資源がたくさんあり、倉吉市をアピールするきっかけになる」と述べ、観光振興を期待した。
日本海新聞