コマツが「オフロードダンプ」11年ぶり刷新、搭載した新エンジンの効果
コマツは新型エンジンを搭載したオフロードダンプトラック2機種を発売した。約11年ぶりのフルモデルチェンジとなる。新型エンジンにより、加速性の向上とパワフルで粘り強い走りを実現するほか、積載量も増強。登坂車速を従来比12―13%増、作業効率を同2―6%向上した。 【写真】コマツが11年ぶり刷新した「オフロードダンプ」 消費税抜きの価格は、定格積載重量55・5トンの「HD465―10E1」が1億3000万円、同64・1トンの「同605―10E1」が1億3800万円。生産性を重視する砕石事業者や鉱山現場に売り込む。国内市場向けに両機種合わせて年間25台の販売を目指す。 眠気検知システムやブレーキ点検ガイダンス、登坂走行時などでのオペレーターの操作負担を軽減するスロットルロックなどの機能を搭載し、安全性や快適性を高めた。 また衛星通信を通じて遠隔地からでも車両の稼働状態を把握可能。車両ごとの移動距離や積載量を計測するペイロードメーターにより、積込量を最大化できる。