田中碧に日本代表へ行ってほしくない? 中盤の状況が変わったリーズの本音「田中の代表合流を何とか阻止できなかったのかと」
負傷者もあって田中は欠かせぬ戦力に
日本代表は今月10日にサウジアラビア代表、15日にオーストラリア代表と2026ワールドカップ最終予選で激突する予定となっていて、先日発表された代表メンバーには常連でもあるリーズ・ユナイテッドMF田中碧の名前も入っていた。 日本代表にとって田中は重要な戦力だが、今回の日本代表メンバー選考に反応したのが英『Yorkshire Evening Post』だ。同メディアは、田中の代表合流を何とか阻止できなかったのかと嘆いている。 というのも、田中の所属するリーズでは中盤に負傷者が相次いでいるのだ。イーサン・アンパドゥは10週間ほど戦列を離れることになり、同じく中盤に入るイリア・グルエフに至っては膝半月板の負傷で手術を受けることになった。かなりの長期離脱となるだろう。 当初田中はベンチスタートが続いていたが、4日に行われたサンダーランドとの上位対決ではフル出場している。アンパドゥとグルエフの離脱により、田中は一気にリーズの重要戦力となった。リーズとしては、代表戦で田中まで負傷してしまわないか不安で仕方ない状況なのだ。 「アンパドゥ、グルエフの離脱により、リーズは早くても年明けまで田中、ジョー・ロズウェル、さらに18歳と若いチャーリー・クルーがボランチの選択肢となる。年末まで2回も代表戦が予定されているため、リーズのサポーターは田中まで負傷してしまうのではと懸念している。サポーターの中には、田中の代表合流を何とか阻止できなかったのかと疑問を抱いている者もいるだろう。もっとも、これはFIFAの規定で決められているため、クラブは代表チームへの派遣に従う義務がある」 加入から1か月ほどで状況は大きく変わり、田中はリーズに欠かせぬ戦力となりそうだ。リーズ側としては日本代表戦で負傷トラブルだけは避けてほしいと考えているはずで、ここから中盤の編成に頭を悩ませることになりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部