パリ五輪新種目“競歩混合リレー”が国内初開催 日本記録保持者の野田は「非常に面白い種目」
大阪・中之島2023競歩大会が26日、大阪の中之島コース(周回1キロ)で行われ、パリ五輪の新種目「競歩混合リレー」が国内で初めて実施されました。 この種目は男女各1人ずつでチーム構成され、マラソンと同様の42.195キロの距離を約10キロずつ男女交互に歩くリレー形式。 交代はタスキではなくタッチとし、今回は1区男子11.195キロ、2区女子10キロ、3区男子11キロ、4区女子10キロで行われ、12組が出場しました。 12組の中には、男子35キロ競歩日本記録保持者で今年8月、世界選手権の35キロ競歩6位入賞の野田明宏選手と、20キロ競歩で東京五輪代表の河添香織選手チームの姿も。 前半2区間を終えた時点での順位は5位でしたが、ここから怒濤の追い上げ。3区の野田選手がトップに躍り出ます。 最終4区の河添選手は、2019年世界選手権で女子20キロ競歩銅メダルの中国・楊柳静(ヤン・リュウジン)選手に先頭を譲りますが、3時間7分16秒でフィニッシュ。日本人トップとなる2位に入りました。 レース後に野田選手は「非常に面白い種目。意外とレース展開が目まぐるしく変わったりするので、そういう部分では今の日本の競歩のレベルだったら、世界としっかり戦えるんじゃないかと感じた」とコメント。 しかし一方で、2回レースを走る難しさを感じたようで「終わってすぐに更衣室に戻って、汗を拭いて体ができるだけ冷えないようにして、ユニフォームも交換してストレッチだったりジョグをして間を過ごした。でも意外と時間がないことに気づいたので(今後)対策を取りたい」と話しました。 また、河添選手も「やっぱり男子選手の方がスピードが早くて間のレストが短いので、バタバタしたかなっていう部分があった。対策していかないと難しい」と新種目の難しさを口にしました。