【陸上】2週間で3レースも…田中希実 5000m14分49秒95の好タイムで東京世界選手権の参加標準突破
◇陸上・ダイヤモンドリーグ第14戦(5日、スイス・チューリヒ) 陸上・世界最高峰のリーグ戦、ダイヤモンドリーグ、スイスで行われた第14戦の女子5000mに、日本記録保持者の田中希実選手が出場。14分49秒95の好タイムをマークし、来年東京で開催される世界選手権の参加標準記録(14分50秒00)を突破しました。 ケニアで武者修行する田中希実選手 今夏のパリ五輪では、1500mと5000mに出場し、1500mでは準決勝に進出。3分59秒70をマークし、東京世界選手権の参加標準記録(4分01秒50)を突破していました。 パリ五輪から帰国後は国内で合宿を行うと、すぐさま海外転戦。この2週間で3レースに出場し、いずれも好タイムをマークしています。 ・8月25日ダイヤモンドリーグ第12戦シレジア大会 1500m8位 4分00秒34 ・8月30日ダイヤモンドリーグ第13戦ローマ大会 1500m12位 3分59秒69(シーズンベスト) 前日の9月4日に25歳の誕生日を迎えていた田中選手は、この日、パリ五輪後初となる、5000mのレースに挑み、安定したペースで自身6度目の“14分50秒”切り。 9月13日、14日にベルギー・ブリュッセルで開催されるダイヤモンドリーグファイナルの出場の可能性を残しています。 陸上の中長距離シーズンは、今季も残りわずか。東京世界選手権出場、そしてその先へ、“ノンストップ”で走り続ける田中選手の活躍に期待です。