「母はいい意味で、自分がいちばん大事だった」大和田美帆が明かす母・岡江久美子の存在と「はなまる」出演時の約束
── 観ている方と距離感が近かったのでしょうか。 大和田さん:本当にそう思います。大和田家の特徴かもしれませんが、ほかの番組でも家族のエピソードを聞かれたとき、いわゆる芸能人らしいというか、キラキラしたエピソードがなくて困ったのですが(笑)、主婦目線の話は得意だったと思います。ほかにも、番組共演者の薬丸さんのご家族やスタッフさんとみんなでお食事に行ったり、バーベキューをしたり。薬丸さんのご家族もお子さんがたくさんいらっしゃるので、下のお子さんとも遊んだし、スタッフさんとも長いつき合いになって、いまだにスタッフの方と私でご飯に行きますよ。母にとっても大切なお仕事の一つだったと思います。
■習い事は全部母が探してきて ── お母さまは仕事も子育ても忙しかったと思いますが、「疲れた」など、おっしゃることはありましたか? 大和田さん:それが全然言わなかったんですよね。「私も大変なんだから」「ちょっとは手伝ってよ」って言われたこともなかったし、もちろん私のせいにされたこともなかったです。今あることを全部楽しめた人ですね。母が椅子に座ってボーッとしている姿も観たことがなかったし、頑張りすぎない。手を抜くことが上手だったんだと思います。たしかに部屋がきれいか?って聞かれたら微妙だけど(笑)、私のお弁当を中・高と6年間作り続けながら毎朝生放送に出ていたのは凄かったと思います。
あと、『はなまる』以外にドラマの撮影が入ったときはさらにハード。夜中の2、3時に帰ってきて少し仮眠してからお弁当を作ってくれましたが、自分が決めたことだからと半分、意地のような感じで台所に立っていたんじゃないかな。私が朝ご飯を食べるころに「おはよう」と挨拶だけして家を出て行って、8時半には『はなまる』の生放送に出ていました。 ── お母さんがお仕事で活躍しつつ、美帆さんの習い事もすべてお母さまが見つけてきたそうですね。