ENHYPEN、埼玉・ベルーナドーム2日間公演で計6万5000人 K-POPボーイグループ史上最速3都市ドームツアー
男性7人組グローバルグループ、ENHYPEN(エンハイプン)が10日、埼玉・ベルーナドーム2日間公演の最終日を迎えた。今回の公演から世界ツアーの一環となるグループ初の3都市ドームツアーがスタート。デビューから3年11カ月で3都市ドームツアーを開催するのはK-POPの男性グループでは史上最速。2日間で約6万5000人を動員する人気ぶりだ。 【写真12枚】秋が深まるベルーナドームで熱いパフォーマンスを披露したENHYPEN ドームの屋根とスタンドの間にある空間からひんやりした秋風が流れる。HEESEUNG(ヒスン、23)は冒頭、気遣いも込め、「寒かったら、こっちに来てください。僕が抱きしめて、温めてあげるから…」とあいさつ。魅了された「ENGENE」(エンジン、ファンの総称)から、「キャ~」とドームに歓喜の声が響いた。 一方、JAY(ジェイ、22)は「僕は絶対に、離さないよ」とクールに決めぜりふ。ファンに向けて事前に用意したせりふでファンは喜んだが、メンバーはキザな雰囲気に「さむ~い」と肩をすぼめて笑った。 3度目の世界ツアーの一環となる今回の日本ツアーは、埼玉・ベルーナドーム、福岡・みずほPayPayドーム、京セラドーム大阪で開催。2020年11月30日のデビューから3年11カ月で3都市ドームツアーを行うのはK-POPの男性グループ史上最速の快挙だ。 ベルーナドーム公演は初。メンバーは外気が入る構造に「ほとんど野外…」と口をそろえたが、ステージではグループ全員で作詞、作曲、プロデュースした「XO(Only If You Say Yes)」やファンクラブの結成日である10月9日を表した「Highway 1009」など26曲を熱唱。息の合ったダンスも交えて熱いステージを展開した。 今年の日本ツアーは2度目で、6~9月の前回は5都市11公演のアリーナツアーを開催。約13万人を動員するなど人気は絶大だ。 岡山出身で最年少のNI-KI(ニキ、18)は「日本に来るたびに思うのですが、皆さんがずっと立って応援してくれて、本当にコンサートをしているという実感がある。僕は日本人なので、(公演中などに)日本の水を飲むといつもより爆発しますが、韓国でも頑張ります」と約束。 JAYは、夜の冷え込みでも温かい声援を送り続けるファンの前で「皆さんを幸せにするのが僕たちの職業だということは忘れない」と誓った。