プレミア12。韓国戦先発の大谷に死角はないのか。
また今季は22試合に先発して合計で40失点したが、イニング別の失点数を見てみると、1回が5失点、2回が5失点、7回が15失点となっている。掛布氏が指摘するように、立ち上がりと、100球を超えてくる7回がターニングポイントなっている。ただ“魔の7回”に関しては、小久保監督は「ペース配分を考えず。飛ばして欲しい!」と指令していて、“最強の中継ぎ”として待機させている楽天の則本昂大(24)にバトンタッチさせて回避するプラン。大谷の死角のひとつはベンチワークで消せるのだが……。 WBCで優勝キャッチャーとなった経験のある元千葉ロッテの里崎智也氏は、「日本の優勝確率を出せ!と言われると100パーセント。先発の大谷が6回2失点までにまとめれば勝てるでしょう。自滅する以外に崩れるイメージも沸かない。韓国は、イ・デウンの先発が予想されているが、厳しい言い方をすれば、ロッテではエースではない投手。各チームのエース級が揃った日本とは、投手力が大きく違っている。日本は中継ぎが不安だが、調子のいい則本を抑えに起用するなど対策も必要だろう。一方、日本の打線は非常に好調。ここまで打ってきた相手が2線級であったことを差し引かねばならないが、相手がデータもあるイ・デウンなら得点にある程度の計算も立つ」という見方をしている。