動画やラジオ、通話にも!Android上の「あらゆる音声に字幕」を付けられる機能が便利すぎた
あまり知られていない機能かもしれませんが、「自動字幕起こし(Live Caption)」はAndroidでのAI活用として、間違いなく便利な機能の1つ。 動画やラジオ、通話にも!Android上の「あらゆる音声に字幕」を付けられる機能が便利すぎた この機能は名前のとおり、音声や動画、そしてPixelスマートフォンでは通話の内容にも、リアルタイムで字幕を表示してくれます。 AIを活用した音声認識機能のおかげで、使用しているアプリや視聴中のメディアが字幕を提供していなくても、自動的に字幕が表示されるのです。
「自動字幕起こし」のメリット&機能を有効にする方法
必ずしも100%正確というわけではないですが、大抵の場合、十分な内容を把握できる精度を誇り、Googleは「自動字幕起こし」の精度向上を定期的に行なっています。 また、音声を別の言語に翻訳し、その言語で字幕を表示することも可能です。 この機能は聴覚に障害のある人にとって役立つのはもちろん、公共の場でヘッドホンなしに動画を見たり、ポッドキャストを聞いたりする場合に便利。たとえば、講義室や図書館、飛行機、地下鉄の車内などでも気軽に利用できます。 設定手順は以下のとおり。 Androidで「自動字幕起こし」を有効にするには、設定メニューから行ないます。 Pixelの場合は「アクセシビリティ」→「自動字幕起こし」と進み、Samsung Galaxyの場合は「アクセシビリティ」→「聴覚サポート」→「自動字幕起こし」と進みます。 今後説明する手順はPixelデバイスを基準に説明していますが、Samsungやほかのメーカーのスマートフォンでもほぼ同じ手順で利用可能です。
「自動字幕起こし」設定画面でできること
「自動字幕起こし」の設定画面では、機能のオン・オフを切り替えるスイッチ以外にも、さまざまなオプションを設定できます。 「言語と翻訳」をタップすると、対応する言語を選択したり、音声をリアルタイムでほかの言語に翻訳する設定が可能です。 メインの設定画面に戻り、「検出された言語を提案」を有効にすると、Androidが聞き取った言語を判別し、必要なファイルを自動的にダウンロードしてくれます。また、不適切な言葉を隠すオプションや、笑い声、拍手、音楽といった「音のラベル」を字幕と一緒に表示するオプションも。 さらに、「字幕の設定」をタップすると、字幕の表示スタイルを細かくカスタマイズできます。文字サイズ、スタイル、色、不透明度を自由に調整可能。また、アプリごとに設定されている字幕スタイルをそのまま適用するプリセットオプションも選ぶことが可能です。 通話に字幕も付けられる! 驚くべきことに、Pixelスマートフォンを利用している場合、通話にも字幕を付けることも! 「通話を字幕化」を選択すると、すべての通話に自動的に字幕を表示するか、毎回確認するよう設定できます。 また、この設定では、通話中に音声ではなくテキストで応答する機能も利用が可能。入力したテキストを音声として読み上げる合成音声の種類を選択することもできるので、実際に話すことなくスムーズに通話を進められるというわけです。