マカオ国際空港の保安検査場で他人が置き忘れた腕時計を拾い着服…中国人の女逮捕
マカオ治安警察局は9月11日、マカオ国際空港の出発口にある保安検査場で別の旅客が置き忘れた腕時計1点、約4万8600パタカ(日本円換算:約86万円)相当を拾った後、届け出ずに着服したとして50代の中国人(中国本土居民)の女を逮捕したと発表。 同局によれば、今年(2024年)4月11日午前、身につけていた腕時計1点を空港の保安検査場で取り外したが、搭乗待合室エリアに移動してからトレイの上に置き忘れたことに気づき、保安検査場へ戻ったところ見つからず、空港職員の協力を得て監視カメラ映像を確認したところ、これを拾って持ち去った旅客の女がいたことが判明との通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が捜査に着手した後、被疑者の女の乗ったフライトは出発済みだったことがわかったが、女が9月6日に陸路でマカオへ再入境したため、イミグレーション施設内で逮捕に成功したという。 女は同局の調べに対し、つい出来心でやってしまったと容疑を認めた上、腕時計は中国本土の自宅に保管しているなどと供述。同局では、女を拾得物不当占有罪で検察院送致する方針。 マカオでは拾得物不当占有事案がしばしば発生しており、警察当局が習得した場合は速やかに届け出をするよう累次の呼びかけを行っている。