磐田、1年でのJ2降格が決定…鳥栖は3発快勝で締めくくる
[12.8 J1第38節 鳥栖 3-0 磐田 駅スタ] J1リーグは8日、各地で第38節(最終節)を開催した。20位サガン鳥栖はホームで18位ジュビロ磐田と対戦し、3-0で勝利。この結果、今季2年ぶりにJ1を戦った磐田だが、1年でのJ2降格が決まった。 【写真】兄は元W杯戦士…ミス・インターナショナル日本代表の水着姿に「セクシー」「カッコいい」 すでにJ2降格が決まっている鳥栖は本拠地開催の最終戦で来季に繋がる1勝が欲しい。一方の磐田は、J1残留のために複数得点での勝ち点3が必須。その上で、他会場の結果に運命を委ねることになる。 磐田は前半9分、右サイドから攻撃を仕掛けると、MFジョルディ・クルークスが右足で上げたクロスをMF松原后が胸トラップから右足シュート。枠を捉えた強いボールだったが、ここはGK朴一圭にセーブされた。 すると、先にスコアを動かしたのはホームチームだった。鳥栖は前半16分、敵陣ハーフウェーライン付近でボールを受けたMF中原輝が前線へスルーパス。相手の背後に抜け出したFW富樫敬真が落ち着いて決めた。 さらに鳥栖は前半30分、FWマルセロ・ヒアンがペナルティエリア内でスルーパスを受けてダイレクトでフィニッシュ。リードを2点差に広げると、試合を優位に進めて前半を終えた。 反撃に出たい磐田はハーフタイムに2枚替え。MF松本昌也、MF高畑奎汰を下げてMF山田大記、FWマテウス・ペイショットをピッチへ送り込んだ。 前半とは打って変わって後半はボールを握れるようになった磐田。山田が試合の構築を担い、FWジャーメイン良とペイショットをターゲットに前進させた。同11分にはMF中村駿に代えてMF藤川虎太朗を投入し、さらなる攻撃の活性化を図った。 それでも、次のゴールは鳥栖に生まれた。後半15分、自陣深い位置から組み立てる磐田に対してプレスをかけると、MFヴィキンタス・スリヴカが左サイドでカットしたボールがヒアンに繋がる。ペナルティエリア内左から持ち込みチーム3点目を挙げた。 鳥栖は後半22分、朴、DF原田亘に代えて今季限りでの現役引退を表明しているGK岡本昌弘、MF藤田直之をピッチへ。同30分にはペナルティエリア内でピンチを迎えたが、ジャーメインのシュートは岡本が体を張ってブロックした。 ゴールを目指した磐田だったが最後まで割ることができない。鳥栖が3-0で勝利し、2連勝で今季を締めくくった。