箱根駅伝 「次につながる」 福島県出身の藤田敦史監督手応えつかむ
駒大は往路で4位と後れを取ったが、層の厚さを発揮し2大会ぶり11度目の復路優勝を飾った。就任2年目の藤田敦史監督(48)=福島県白河市東出身=は「前回と同じ2位だが、手応えは全く違う。間違いなく次につながる戦いができた」と自信をみなぎらせた。 1年目は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制し、2年連続の三冠に王手を懸けて箱根に挑んだ。だが、往路・復路ともに青学大に圧倒され苦杯をなめた。今回は往路で谷中晴(帝京安積高出身)ら1年生を抜てきし、温存できた主力を復路に起用した。総合優勝に届かなかったが、復路で青学大のタイムを28秒上回った。 期待に応えた谷中をエースに育てたいと思い描いている。「今大会で得た自信を胸に、次回総合優勝できるよう準備を整えていきたい」と意欲を見せた。