【共同通信杯】ポイントは距離適性 ジャンタルマンタルの逆転候補はジャスティンミラノ、べラジオボンド
前走GⅠ・1着馬の取捨
直近10年の勝ち馬にはイスラボニータ、リアルスティール、ディーマジェスティ、スワーヴリチャード、ダノンキングリー、エフフォーリアとGⅠ馬がズラリと並び、負けた馬にはダービー馬ドゥラメンテ、タスティエーラや皐月賞馬ジオグリフがいる。共同通信杯こそクラシックや将来を展望する最重要レースだ、そんな声もある。 【東京新聞杯2024 推奨馬】能力はすでにGⅠ級、複数の好データが強力に後押し! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) これらの馬たちはここをステップにGⅠ戦線へ進んだ。だが、今年はすでにGⅠタイトルを手にしたジャンタルマンタルが参戦する。2000年以降、前走GⅠを勝った馬の参戦は2006年フサイチリシャール、19年アドマイヤマーズの2頭のみ。どちらも共同通信杯は2着だった。はたして、ジャンタルマンタルは連勝街道を歩めるだろうか。データは過去10年分を使用する。 1番人気【1-3-2-4】勝率10.0%、複勝率60.0%、2番人気【1-0-3-6】勝率10.0%、複勝率40.0%は少し意外な印象があるが、その分3番人気が【5-2-1-2】勝率50.0%、複勝率80.0%と強力だ。これは実績ある人気馬に対し、素質馬がここで逆転し、クラシックへ進むというケースが目立つからだろう。実績は劣っても能力的には引けをとらない。そんな馬を探し、先物買いするのもおもしろい。 馬券的には6番人気【2-1-0-7】勝率20.0%、複勝率30.0%まで。7番人気以下は確率が下がるので、上位人気中心に組み立てよう。 1戦1勝馬は【2-3-2-7】勝率14.3%、複勝率50.0%と、少数精鋭ながらアテになる。前走距離内訳は1600m【0-0-0-4】、1800m【1-2-1-2】、2000m【1-1-1-0】。このレースはマイルと1800mの壁がポイントになる。これは重賞組も新馬組も同じ。中距離の新馬勝ちは実績で見劣っても上位にとろう。ジャスティンミラノ、べラジオボンドは共同通信杯好走ゾーンに合致する。 キャリア2戦以上は2戦【2-0-2-14】勝率11.1%、複勝率22.2%、3戦【4-5-4-27】勝率10.0%、複勝率32.5%、4戦【2-1-2-11】勝率12.5%、複勝率31.3%と大きな差はない。ただ、5戦以上だと好走確率は一気に下がる。