昨季のセルティックスが危険視していたのはナゲッツだけ?テイタムが優勝を予感した瞬間は「ミネソタがデンバーを破った時」<DUNKSHOOT>
2023-24シーズンのNBAを制したボストン・セルティックス。リーグ屈指の名門球団はレギュラーシーズンを64勝18敗の最高勝率で駆け抜けると、プレーオフも16勝3敗と圧倒的な強さを見せつけ頂点まで上り詰めた。 【動画】ともに激闘となった昨季のBOS vs DEN ハイライト そんな彼らは、昨季を戦うなかでいつから優勝を意識し始めたのか。地元紙ボストン・グローブのゲイリー・ウォッシュバーン氏のインタビューに答えたセルティックスのエース、ジェイソン・テイタムはこう語っている。 「いつも聞かれるんだ。『いつから優勝できるって感じてたの?』とね。(プレーオフで)ミネソタがデンバーを破った時だ。デンバーだけが僕らと最高のマッチアップを繰り広げるチームだと感じていた。ファイナルでデンバーと対戦していたら、いい試合になると思っていたよ」 テイタム曰く、2022-23シーズンの王者デンバー・ナゲッツこそが、優勝を目指すセルティックスにとって最大にして唯一の障壁になると考えていたという。ただ、連覇を狙ったナゲッツはウエスタン・カンファレンス準決勝で第7戦までもつれる死闘の末にミネソタ・ティンバーウルブズに敗北。ウルブズも同決勝でダラス・マーベリックスに敗れ、そのマブズをファイナルで4勝1敗で破ったセルティックスがリーグ制覇を成し遂げた。 昨季のナゲッツは3度目のシーズンMVPに輝いたニコラ・ヨキッチを筆頭に、ジャマール・マレー、マイケル・ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(現オーランド・マジック)ら実力者を擁した強豪チーム。もし彼らがファイナルまで勝ち上がっていたら、セルティックスの18度目のリーグ制覇はお預けになっていたかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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