「45歳で父に」アキラ100% お盆状のものは「お仕事のやつでしょ」と5歳の子どもにツッコまれる日々と目下の悩み
42歳で「R-1グランプリ」王者になり、遅咲きのブレイクを果たしたアキラ100%さん。待望の娘さんを授かって、子どもの目に「僕のネタはどうなのか」と考えたことがあるそうで──。(全4回中の4回) 【写真】「待望の娘を前にお盆芸に悩む」葛藤まっただ中のアキラ100%さん(全15枚)
■「あんなに泣いているのに、よく起きないね」 ── プライベートでは1児の父です。不妊治療をご経験されたそうですね。 アキラ100%さん:同い年の妻と40歳で結婚して、45歳のときに子どもが産まれました。看護師をしている妻は、子どもを持つのは年齢的に難しいかもしれないと思っていたみたいですが、僕は全然知識がなくて。「結婚したら自然に授かるだろう」ぐらいに思っていたんです。妊娠・出産にリミットがあることもよくわかっていませんでした。
結婚したときはお金がなかったので、検査や治療をする余裕はなかったんです。仕事がもらえるようになって不妊治療を始めました。「R-1グランプリ」で優勝してからは、金銭的には余裕ができたのですが、仕事が忙しくなって営業で家を空けることも多くて。まさかこんなにセンシティブな細かい調整が必要だとは思っていませんでした。女性のほうがクリニックへ行く回数も多いから、妻は仕事の調整も大変だったと思います。 最終的には自然に授かりました。「妊娠した」と告げられたときはびっくりしました。うれしかったですね。
帝王切開だったこともあって立ち合いはできませんでしたが、娘が誕生した瞬間はもう…。もちろん赤ちゃんを抱っこしたことも子どもと触れ合ったこともありますけれど、自分の子どもとなると、得も言われぬ初めての気持ちになりました。 ── コロナ禍での育児だったのですね。 アキラ100%さん:そうですね。僕も家にいる時間が増えたので、家族で一緒にいられる時間は多かったですね。でも夜、同じ部屋で寝ているのに、赤ちゃんが泣いても僕は全然起きられなくて…。2時間おきに授乳をしたりおむつを替えたりしている妻は、隣でぐうぐう寝ている僕に腹が立ったでしょうね。「あんなに泣いているのに、よく起きないね」と言われました。
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