本田圭佑 日本代表監督「目指したい」改めて思い語る S級ライセンスについては「取る気は一切ない」
サッカー元日本代表のMF本田圭佑(38)が考案した、育成年代向けの4人制サッカー全国大会「4v4 JAPAN CUP 2024 RESPECT YOU, au(以下、4v4 JAPAN CUP)」ファイナル(準決勝、3位決定戦、決勝)が26日、千葉県・船橋市の多目的アリーナ「ららアリーナ東京ベイ」で行われた。 「4v4 JAPAN CUP」の各カテゴリー(U10・U12)の優勝チームとレジェンドたちとのスペシャルマッチ2試合にはカズこと三浦知良や、内田篤人氏、細貝萌氏、青山敏弘氏、乾貴士、原口元気、宇佐美貴史、昌子源が参戦。レジェンド同士によるレジェンドマッチでは本田とカズが同じチームでプレー。観衆を盛り上げた。 イベント後、本田は今後代表レベルでコーチに呼ばれたとしたら、という質問に対し「監督のオファーで」ときっぱり。なでしこでも受けるのかという質問に対しては「僕自身は男子のサッカー選手としてW杯優勝を目指し、それがかなわなかったことで次は指導者としてそれを目指したいと思ってやっている。もちろんなでしこの監督が将来僕が目指しているものにつながると思えるのであれば、もちろんあるとは思いますけど。今は最短で近道したいなと思っているので、どこまで可能性があるかは分からない」と話した。 S級ライセンスの問題については「究極的にはカンボジアと同じやり方でできると思っている。(ライセンスを)取る気は一切ない。この議論において僕を説得できる人は世界にいない。どう考えても(ライセンス)をなくすか任意にすればいいと思っている。今のやり方だと名選手の方がS級を取りやすい。逆に本当にサッカーが好きでS級を取りたい人たちがずーっと並んでいて取れない。じゃなんのためのライセンスなんだと。それなら名選手たちには一瞬であげるか、なくてもできるようにすればいろんな人に扉が開く」と改めて持論を述べた。 ▼「4v4」とは 本田圭佑が考案した新しい4人制サッカー全国大会。「サッカーの世界大会を全ての子供に」というミッションのもと、育成年代の小学生の子供(U10、U12)向けに2023年に開発された新しい競技。ルールは10分1本勝負で、交代は自由。ペナルティーエリア外側からのゴールが2点、内側からのゴールが3点。また、ショットクロックは20秒で、GKはフィールドプレイヤーとして攻撃に参加することができる。大会では子供たちの自主性を大切にするためにベンチには監督やコーチは存在しないことや、一度負けて終わりではなく何度も挑戦できるようなポイント制度などを取り入れている。子供たちはシーズンを通じてポイントを多く獲得することでJAPAN CUPに出場し、日本一を目指す。