「謙虚な人」という印象も残せる…"アピール強めの自己紹介"だけで傲慢不遜に思わせない3つのちょい足し言葉
これからの時代は「◯◯社の社員」ではなく、何らかの「スペシャリスト」「プロフェッショナル」として、「自分ブランド」を確立し、自分という商品を売っていくことが、より求められるようになります。 たんなる肩書きではなく、自分のケイパビリティーをより明確にアピールするために、手始めに、自分に「商品名」「キャッチコピー」をつけていきましょう。 ここでは、「価値(競争優位性)×専門領域×カテゴリー」という方程式をぜひ活用のうえ、図表2を参考に「自分名詞」をつくってみてください。 たとえば、 ---------- <やってみよう!> ●地域活性化のノウハウを持つ×PRの×専門家 ●金融業界に強い×DXの×エキスパート ---------- といった具合です。 「偉そうに思われないか心配だ」という人は、 「を目指しています」 「を自負しています」 「と言っていただいたことがあります」 などと付け加えることで、上手に自己アピールができます。 続いて、「I do」ですが、ここではなるべく固有名詞(会社名や場所)を入れて、具体的にどこで、何をしているのかを説明します。 ---------- <やってみよう!> ●○○というPR会社で、スタートアップや自治体の知名度向上のお手伝いをしています。 ●□□というITの会社で、銀行のお客様向けモバイルアプリ開発に携わっています。 ---------- といった具合です。 どんな会社で、どんなクライアント・顧客向けに、どんなサービスや商品・価値を提供しているのか、つまり、他者にどれだけのメリットやインパクトを与えているのかを言語化しましょう。 以上、まずは「I am」+「I do」で「現在の自分が何者か」定義するところから始めてみましょう。
■「自分バリュー」を上げる「世界最高の自己紹介」のつくり方その2 過去の実績を、ハイライトを交えて説明する 次に、自分がこれまでどういった実績・功績を上げてきたかを簡潔に伝えます。自分のこれまでの経験を要約するとともに、キャリアのハイライトを入れ込みます。 ここで役に立つのが、前述の「SBI」や「STAR」のフレームワークです。 たとえば、私の場合、SBIを使うと次のようになります。 ---------- <私の場合!> ●シチュエーション:私は新聞記者、PRコンサルタントをそれぞれ10年経験しましたが、もともと人前で話すのが苦手で、人見知りでした。 ●行動:「自分を変えたい」と思い立ち、10年前に渡米し、ニューヨークで演技やボイストレーニングなどコミュニケーションの武者修行をしました。 ●インパクト:現在は、そこで学んだ科学的ノウハウをもとに、日本のリーダー層に「話し方」を教えています。 ---------- 肩書や経歴の羅列ではなく、最も自分の強みが伝わる経験を紹介してみましょう。