大谷翔平がいても“不安要素”あり!? 米メディアが懸念するドジャースの弱点とは…?
ドジャースの強みと弱点は?
1試合当たりの平均得点数: 5.20 (メジャー2位) C ウィル・スミス 1B フレディ・フリーマン 2B ギャビン・ラックス 3B マックス・マンシー SS ムーキー・ベッツ LF テオスカー・ヘルナンデス CF ジェームス・アウトマン RF ジェイソン・ヘイワード DH 大谷翔平 上記は、ドジャースのレギュラー野手による1試合当たりの平均得点数予想だ(参照:)。打線の火力と言う面ではオーバーキルと言ってもよく、フル稼働すれば全員がシーズン20~30本塁打を狙える。 また、ドジャースの”文化”ともいえる”Plate Discipline”(打席の内容・選球眼)が良い選手が多く、昨季の四球率が平均を下回ったのは新加入のテオスカー・ヘルナンデスのみである。ボール球を振らずにストライクゾーンのボールを強く叩く。結果として、多くの四球を相手投手から奪えるのがドジャース打線の特徴といえる。 このようにパワー・選球眼ともに全打者に備わっているとも言って良いドジャース野手陣だが、守備は弱点となりえる。特にフレディ・フリーマンが守るファースト以外の内野陣が心配だ。サードを守るマックス・マンシーは、昨季守備範囲を測る指標『Out Above Average』でMLB下位4%となる-8を記録した。オフには重点的に守備練習を行ったとされるが、元々アスレチックな選手ではないだけに、どれだけ向上しているかは不透明だ。 今季から正遊撃手となるムーキー・ベッツは本職が外野で、野球界トップのセンスを持っていることは明らかだが、内野の中でも得に高い能力が求められるショートのポジションに、どれだけ適応できるかは疑問が残る。 セカンドを守るギャビン・ラックスは、今季右ひざ前十字靭帯断裂の大ケガから復帰するシーズンであるため、下半身の安定性に不安が残る上に、米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタールが”イップスではないか”と指摘するほどの送球難を抱えている。 ドジャースの至上命題とされるポストシーズンでの勝利には、一つのミスが試合の流れを多く変えることが多いだけに心配である。