ポルシェタイカンがラインナップをさらに強化、「GTS」の改良モデルと新グレード「タイカン4」を追加
エントリーグレードの4WDモデル「タイカン4」
今回登場したもうひとつのモデル「タイカン4」は、タイカンのエントリーグレードに初めて設定される4WDモデル。 バッテリーは標準装備のパフォーマンスバッテリーとオプションのパフォーマンスバッテリープラスを用意。パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能で、RWDのベースグレード「タイカン」に及ばないものの、4輪駆動として長い航続距離を誇る。 フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ1基の電気モーターを搭載したタイカン4は後輪駆動のタイカンよりも走行安定性が高く、0→100km/h加速タイムは4.6秒と、80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。 【ポルシェ タイカン4 主要諸元】 ●全長×全幅×全高:4963×1966×1379mm ●ホイールベース:2900mm ●車両重量(DIN):2170kg(パフォーマンスバッテリー)/2250kg(パフォーマンスバッテリープラス) ●パワーユニット:2モーター ●最高出力:300kW(408ps) ●最大トルク:585Nm ●バッテリー総容量:89.0kWh(パフォーマンスバッテリー)/105.0kWh(パフォーマンスバッテリープラス) ●駆動方式:4WD ●最高速:230km/h ●0-100km/h加速:4.6秒 ●車両価格(税込):1416万円
ユーザーからの要望に応え、左ハンドル仕様の導入を開始
ポルシェ「カイエン」シリーズは今回の追加で、4WDと後輪駆動、300kWから760kWまでのさまざまな出力レベルのパフォーマンスモーター、2つのボディバリエーション、による、合計11のモデルバージョンが展開されることになった。 またユーザーからの要望に応え、今回発表された新型タイカンGTSをはじめ、タイカンターボ、タイカンターボS、タイカンターボGT(ヴァイザッハパッケージ装着車両含む)ではこれまでの右ハンドル仕様に加えて、左ハンドル仕様の導入を開始。現在にラインナップは次のようになった。 【ポルシェ タイカン/タイカン クロスツーリスモ ラインナップ(価格は税込み)】 ■タイカン タイカン(右):1370万円 タイカン4(右):1416万円 タイカン4S(右・4WD):1650万円 GTS(右/左・4WD):1952万円 ターボ(右/左・4WD):2289万円 ターボS(右/左・4WD):2746万 ターボGT(右/左・4WD):3132万円ターボGT ヴァイザッハパッケージ(右/左・4WD):3132万円 ■タイカン クロスツーリスモ タイカン4(右・4WD):1507万円 タイカン4S(右・4WD):1670万円 ターボ(右・4WD):2308万円
Webモーターマガジン編集部
【関連記事】
- 【写真蔵】ビッグマイナーチェンジで大きく進化した、ポルシェのハイパフォーマンスBEV「タイカン」
- ポルシェのハイパーBEV「タイカン ターボ GT」と「タイカン ターボGT ヴァイザッハパッケージ」の予約開始
- ポルシェ BEV マカン ワークショップで体感!「最大トルク1000NmのBEVマカンはタイカンターボレベルの強烈なインパクト」
- 新型タイカン678km!新型マカン613km!!ポルシェが本気で取り組む電動モビリティの「ファストトラベル」戦略が、BEVの航続距離と未来を拡げていく【スタッフブログ特別版】
- ポルシェ Newパナメーラ 国際試乗会からの報告「スポーツとラグジュアリー、ダイナミックとエレガンスの協奏が実証した“果実”」