【セントライト記念見どころ】実績上位のコスモキュランダが復帰戦を勝利で飾る
3歳春のクラシック、皐月賞と日本ダービーの2戦でも見せ場十分のレースぶりだったコスモキュランダ。夏を充電期間に充てていざ秋の大舞台へ。経験豊富な中山で好発進を期待したい。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】コスモキュランダこれまでの軌跡 ■9/16(月) セントライト記念(3歳・GII・中山芝2200m) 日本ダービーはスタートでアオって後方の位置になり、その後ポジションを取りに行って終いが甘くなってしまったコスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)だが、それでも大きく崩れなかったのは立派。夏は放牧で成長を促して帰厩後も丹念な乗り込みで順調な仕上がりを見せている。中山は5戦して1勝2着3回という中山巧者で、弥生賞を勝ち、皐月賞でも2着と好走した。特に皐月賞はレコード決着での2着と時計の速い馬場は打ってつけ。秋の大一番に向けて視界良好といったレースを期待したい。鞍上はM.デムーロ騎手。 まだ精神面で成長の余地を残す段階だった春でも、重賞戦線で上位を賑わしていたアーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)。日本ダービーは不向きな展開で力を発揮できなかったが、皐月賞で4着、2走前の京成杯では後のダービー馬ダノンデサイルと肉薄のレースをしているように素質は確か。なかなか先行馬が止まらない先週から始まった秋の中山競馬の芝が鍵だが、この馬の脚質を考えると外回りの2200mはプラスとなるはず。元々、ポテンシャルは高く重賞初制覇の可能性は十分だ。鞍上はC.ルメール騎手。 その他、中山で3戦2勝、逃げ・差し自在の機動力で勝負するヤマニンアドホック(牡3、美浦・辻哲英厩舎)、終いの脚が鋭いルカランフィースト(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)、札幌の洋芝から時計の速い中山の芝でどうかもメキメキと力をつけたタンゴバイラリン(牡3、美浦・栗田徹厩舎)、立ち回りが上手で先行して渋太いアスクカムオンモア(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)、前走が圧勝だったスティンガーグラス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)、GI2着馬エコロヴァルツ(牡3、栗東・牧浦充徳厩舎)などが秋の大舞台に向けて虎視眈々。発走は15時45分。