井上咲楽 芸能活動を始めて10年目、初めて自身の半生を綴るエッセイ 藤井隆のインタビューも
バラエティ番組を中心に、近年幅広い活躍を続けるタレント・井上咲楽が、内気だった子供時代、いじめに苦しんだ高校時代、人生を変えた眉毛カット、『新婚さんいらっしゃい!』のMCとしての自分など、自身の半生を綴った初のエッセイ『じんせい手帖』(徳間書店)が、11月22日(金)に発売される。 【写真】巻頭グラビアにはSNSでも話題の井上咲楽の実家と椅子に佇むリラックスした姿 『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)のアシスタントMCを務めるなど、テレビで見ない日はないほどに活躍しているタレントの井上咲楽。「笑顔で明るく、いつも元気」。本書はそんなパブリックイメージを持つ井上が、テレビに出演しながらも抱えてきた「不安」や「悩み」、「ブレイクまでの苦悩」、「自己肯定感の低さ」、「生きづらさ」などについて赤裸々に綴ったエッセイになっている。 メディアでも話題の山奥に建つ一軒家への引っ越し、独特な「井上家」での生活、内気だった小学校時代から明るい“いじられキャラ”へと変わっていった中学時代、芸能界との両立がうまくいかずに精神的なバランスが取れずにいた高校時代。人間の二面性に恐怖を覚えたエピソードや親友との絶縁。そして、売れたいと迷走していた時期から、一番の特徴であった眉毛を剃るにあたっての葛藤、変化――。25歳になった彼女の四半世紀が詰まっている。 そのほか、「蛭子能収さん」や「エレファントカシマシ宮本さん」、「好きなタイプ」など本編には入りきらなかった、井上を21のキーワードで紐解くコラムも掲載。また、井上をよく知る「親友・いつきさん」、『新婚さんいらっしゃい!』で共演する「先輩・藤井隆さん」のインタビューも収録。近くから見た井上の姿、そして陰ながら重ねてきた努力をそれぞれの視点から語ってくれている。巻頭には、井上さんの栃木県にある実家で撮影した8ページのグラビアも。高校時代のバイト先や、益子駅でのカットも収録されている。 「ついに!初のエッセイ本を発売することになりました。この本を作るにあたって、自分自身とたくさん向き合いました。過去をたどっていくうえで思い出した、楽しかったこと、うれしかったこと。なかには言ってこなかった・思い出したくない過去もありました。 ああ、今まではいいように解釈していたけど、確かに自分はこんな人間だったと突きつけられて、落ち込んだり……。でも、この本を作らなかったら一生思い出せなかった過去かもしれません。こうやってたどり着くことができたのはこの本のおかげです。 タイトルは『じんせい手帖』です。25歳の小娘が人生を語るなんて!という批判は受け付けません(笑)。この本は、けして人生や自己を啓発している本ではなく、今の私が記憶の限りたどったり、言葉にするのが難しいようなめんどくさい感情を、なるべくそのまま心の中から取り出し、“手帖”に書き残すように綴ってある本です。 今の私が思っていることは、私自身も5年後には忘れてしまうかもしれない。だからこそ、かっこよく見られたいとか、そういう気持ちは抜きにしました。どちらかというとかっこ悪い私がたくさん見えてきてしまうかもしれません。葛藤し続けながら生きている今を、見ていただけたらうれしいです。」(井上咲楽)
文=リアルサウンド編集部