「息子にはすべて正直に話します」有村昆 スキャンダル乗り越えて、父親としての覚悟を語る
逆に距離が縮まった
――時間が経って、状況は変わりましたでしょうか。 自分がやったことは消せませんが、時間とともに自分自身を見つめ直すことができたように思います。過去を受け入れて、その後、頑張って、回復させていくかという感じです。 ――自粛期間中に、支えになったものはありますか。 カラテカの入江(慎也)さんの会社でバイトさせていただいたんですが、そうしたバイトなどは支えになりましたね。「時が解決してくれる」という言葉があると思いますが、本当にその通りだと実感しています。時が経つことで受け入れられるようになりました。 ――周囲の人の助けも大きかったのでしょうか。 ある大物ミュージシャンの方も、同じバツイチでその時は大変だったらしく、「気持ちはよく分かるよ」と優しく接してくださいました。みんな、それぞれ何かを抱えて生きていると思います。あの一件があったことで、逆に距離が近づいた方も非常に多かったです。 ――有村さんの人柄もあるのではないでしょうか。 いじってもらえるだけでもありがたいですよね。僕自体がフットワークが軽く誰とでも仲良くなりたいなと思う人で。学生時代から「ムードメーカーだね」と言われていて、そこは大切にしてきました。 ――今はどのような心境なのでしょうか。 過去には、もう戻れません。今は、1秒先の未来を変えていくために、自分ができることを、一つ一つやっていくしかないと思っています。最近になってようやく、過去の自分を受け入れて、やっていこうと思えるようになりました。先日も「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」で自虐ネタを披露させていただきました。もちろん、反省すべきところは反省しなければいけない。
逃げ隠れしない姿を
――ネットを見れば、当時の報道が出てきます。お子さんに何か聞かれた時はどうしますか。 別に隠すことはないと思っています。「(あの時)パパはふわふわした気持ちで、女の子と遊びに行ってしまった」と、息子にはすべて正直に話すつもりです。 ――もしかしたら、ショックを受けるかもしれません。 そうかもしれません。ただ、ネットを見れば、情報は出てきます。今の段階で分からなくても、いずれ自分で調べる時がきます。むしろ、あの時があったからこそ、「今、パパ、こうやって頑張っているんだよ」と言いたいですね。 ――覚悟を持って接するということでしょうか。 僕はタレント業をやっていて、テレビやラジオでしゃべるのが仕事です。過去のことを含めて、自分のことを表に出すこともあります。僕としては、報道が出た後の行動を踏まえた上で、ストーリーとして、これまでの全部を見てもらいたいという気持ちがあります。息子には、逃げ隠れしない姿を見せていきたいと思っています。 前編【有村昆 6歳長男が有名小学校に合格 驚くべき“小学校受験”の実態「大人でもわからない問題も」】のつづき デイリー新潮編集部
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