“ノリでやった”4度の二重整形に「後悔はありません」、カジュアル化が広がるもSNSではいまだ「美醜でアンチをしてくる人が多い」
今、とくに若い世代でカジュアル化している美容整形。「親からもらった顔を変えるなんて」というネガティブな意見とともに、明らかに失敗ではないかと攻撃されてしまう事例も。整形していくうちにあらゆる場所が気になってしまい繰り返し行った結果、当人以外では理解不能な美意識に向かう怖さもはらんでいる。そんななか、整形の施術過程やビフォーアフターを発信する彼らは何を想い、どのように整形へのハードルの高さを限りなくゼロにしたのか。TikTokでヘアスタイルについて発信して2.6万人以上のフォロワーを抱え、目の整形についても発信しているかみかべさん(@kamikabe)に、実情を聞いた。 【写真】4度目の二重整形ビフォーアフター…まぶた裏返るほど腫れた、かみかべさんの手術経過
■「ノリ」で整形するも「目がひっくり返ったみたいになった時はさすがに不安だった」
――かみかべさんが目の整形をされた経緯について教えて下さい。 【かみかべ】ある日、某クリニックからモニターのような形で目の二重整形をしてみませんかというDMが届いたんです。元々自分の家系的にまぶたの脂肪がちょっと多い血筋だったので、小さい頃から「目が細い」って周囲からよく言われていたんですよ(笑)。でも僕はめちゃくちゃポジティブな性格なので、自分から指で目を伸ばして小ささと細さをネタにしていたりもしたんですけど、実際、友達にパッチリ二重の子がいて、二重に憧れのようなものもあったので、受けてみようと思いました。 ――では特に一重がコンプレックスなわけではなかった? 【かみかべ】一重は本当のことだし、友人たちからの「目が細い」という指摘もノリで言われているのが分かっていたし。結構、僕もノリで生きているところがあったので。「それな!」と明るく返していました。 ――手術に対して、不安や怖さはなかったのでしょうか。 【かみかべ】最初はやっぱり不安はありましたよ。でもきちんとカウンセリングを行っていたので、安心できました。ただ、手術後二ヵ月して埋没したところが取れちゃったんです。それで再度手術したのですが、これもまた二ヵ月で取れちゃって。もう埋没は無理だと判断して、切開に変えましょうと手術したのですが、今度は目の状態がほぼ一重に戻ってしまい、ついに4回目。まぶたを全切開し脂肪除去も行いました。術後は目がひっくり返ったようになってしまい、皮肉にもその動画は650万再生いきました。その時はやっぱり怖さや不安がありましたけど、一週間ダウンタイムを取って抜糸して今の状態になりました。 ――ちなみにご両親は整形に理解はあったのですか? 【かみかべ】母は「やってもいいんじゃない」と割とスムーズだったのですが、父と祖母は「大丈夫?」と少し難色を示していました。施術に関する資料を見せて、じっくりと読んでもらい、結果的には理解してもらったような形です。最終的には自分の人生だし、という感じでした。