対抗戦の火蓋を切る開幕戦!「帝京大学×日本体育大学」ラグビー関東大学対抗戦2024
そしてルーキーは実に4人。重用されているLO坪根章晃(東福岡)、FL 福田大和(中部大春日丘)、そして注目の司令塔は國學院栃木出身のSO福田正武、 CTB佐藤楓斗(尾道)が初の対抗戦で先発を託された。
そしてチャレンジャーとなる日体大。
今季は伝統のランニングラグビーを進化させた「ハイスピード・ランニングラグビー」を掲げて勝負する。
鍵となるフィットネスは、アジア最古の体育大学という強みを活かして陸上部教授の指導を仰ぎ、春から強化してきたという。
HO萩原一平主将(中部大春日丘)、SH日高柊(鹿児島工業)副将、秋廣秀一監督の体制で挑む2季ぶりの対抗戦A開幕戦は、やはりFW戦でどこまで対抗できるかが大きな鍵だ。
帝京大はまず武器のセットプレー、フィジカリティで主導権を握ろうとするだろう。学生最強クラスの帝京スクラムにどこまで対抗し、どこまで守備ラインを維持できるか。
アタックでは、ブレイクダウンで圧力を受けるとテンポが出ずスピードダウンする。ボールの争奪局面でも80分間のファイトが必要だ。
先発FWは7人が上級生。スクラムで奮起が期待される上級生はPR 築城 峻汰(3年)、静岡ブルーレヴズRS 出身のHO 萩原主将 (4年)、PR 中野 佑晟(3年)。
両ロックは共に190センチのLO岸佑融(4年)、LOテビタ・タラキハアモア(3年)。両フランカーは楳原大志(3年)と大竹智也 (4年)。FW唯一の下級生はNO8 岡部義大(2年)だ。
バックスも上級生中心で唯一の下級生は、南信州RS から岡谷工業に進んだ2年生SO五味 侑也。
ペースをコントロールする9番はSH伏見永城(4年)、両センターはCTB川越大地(3年)とCTB齋藤弘毅 (4年)。両ウイングはWTB辰己一輝、WTB甲斐倖ノ助の4年生コンビ。
注目のランナーは横須賀RSから桐蔭学園に進んだ3年生FB大野莉駒。スタンドオフとしての経験値、スピードがあり、「ハイスピード・ランニングラグビー」で重要な役割を担う一人だ。
試合は秋葉台公園球技場(神奈川・藤沢)で15時にキックオフ。今後秋の深まりと共にそれぞれのチームがどんな成長を遂げるのか。高らかな号砲となる開幕ゲームに注目したい。
多羅 正崇