【エリザベス女王杯】スタニングローズ 復活の力強い脚さばき C・デムーロ「チャンスある」
「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都) G1馬の復活だ。22年の秋華賞馬スタニングローズは6日、栗東坂路で単走追い。馬なりながら力強く四肢を伸ばし、4F53秒7-38秒5-12秒2をマークした。 感触を確かめたC・デムーロは「状態も良さそうだし、馬のやる気もすごく感じられたので、チャンスがあるんじゃないかな」と満足げ。小川助手も「手控える必要もなく、しまい重点で。ジョッキーも“グッドコンディション”といい表情でした。自分からハミをかんで、闘争心は競馬に向かっていると思う。使っている強みもあるかな」と上積みを強調した。 近走はひと息だが、3歳時には紫苑S、秋華賞と連勝を飾り、G1タイトルを獲得した。久々だった前走クイーンS(6着)も勝ち馬に0秒2差と、着順ほど負けていない。鞍上もレース映像をチェック済み。「前走も悪くない競馬をしている。状態も前走より良さそうに見受けられるから」と前向きに話し、「どう乗るかはゲートナンバー次第」と作戦を練る。 日本でG1・4勝。昨年はエースインパクトで自身2度目の凱旋門賞制覇を果たすなど、誰もが認める腕達者。短期免許を取得した最初の週に騎乗機会6連勝を含む8勝を挙げるなど、クリスチャンの快進撃は止まらない。世界のトップジョッキーが戴冠へと導く。