器の大きい&小さい笑点メンバーは… 林家たい平 還暦の抱負は「目指せ、次の好楽」
■還暦目前、若々しさを維持する秘けつ
たい平さんは12月に還暦を迎えますが、“赤いちゃんちゃんこ”を着る予定はないといいます。その理由は「赤は大嫌いなんです。座布団運びの方(山田隆夫さん)が赤い着物を着てるじゃないですか。何度もひどい目に遭っているんです。だから赤は着ません」と笑点をネタにして力強く宣言。元気とパワーは若手に勝てる自信があるという、たい平さんが若々しさを維持する秘けつとは― 「何にでもチャレンジする。やったことがないこと、できないことにチャレンジし続けると、新しいものを勉強して取り入れて、足を運ばないといけないから、老いていく暇がない」と語り、最近は魚を釣ることを目的としない、たい平流“釣らない釣り”にハマっているそうで、釣り道具を見に行って新しいスキルを身につけるなど、今までやったことがないことに挑戦し続けているということです。
■抱負は「目指せ、次の好楽(笑)」
たい平さんは武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。現在、武蔵野美術大学客員教授で、これまでに絵画個展や、うつわ展を開催。ふるさと埼玉・秩父に『たい平美術館』を開館するなど芸術家としても活躍しています。 還暦の抱負はズバリ、「目指せ、次の好楽(笑) あんなふうになりたいです(笑) 年を重ねていくごとに、なんだか味わいが増え、深みが増え、面白みが増え、最高形態ですよね、好楽師匠って。憧れです(笑)」と、現在の大喜利最年長メンバー・三遊亭好楽さん(78)のように“大器”晩成を目指すことを誓いました。
■子ども落語会への思い「想像力のエンジンを回す練習を」
また、会場では、『笑点』大喜利のネタがデザインされた「何かあったのか!?」オリジナルTシャツや扇子、手ぬぐいなども販売。16日には、うつわ展を記念した『子ども向け落語会』も開催しました。 たい平さんは子どもの頃、絵本や母親のうろ覚えの物語を聞くときなど、自分の想像力を働かせないと楽しめないことがいっぱいあったといい、「今の子どもたちって、想像力のエンジンを回す前に、いろんな情報で受け身でしょ。落語って絶対、想像力がないと楽しめない。子どもの頃から想像力のエンジンを回す練習をしてほしい」と力を込め、子どもたちが落語と出会って好きになってくれたらうれしいと語っていました。