がんで右胸全摘の梅宮アンナに密着 ウィッグ装着で活動『ダマってられない女たち』2話
2024年12月13日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』がスタート。”ダマってられないおんな”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。 【写真】抗がん剤治療でウィッグを装着する梅宮アンナ「希望を与えられたら」 本稿では、第2回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 今回密着したのは、8月に乳がんのステージ3Aであることを公表した梅宮アンナ。カメラ初潜入の自宅はおしゃれな雰囲気で、リビングには、25年前に当時の恋人と出したヌード写真集のなかのお気に入りの1枚が飾られている。密着カメラマンに「この写真見ると、昔の方を思い出しちゃうみたいなことはない?」と聞かれても、「思い出すことはないよね。25年経ってるんですよ。でも、やらかすたびにわたしの名前を出されるのは、すっごく嫌!」とあっけらかんと答えていた。 梅宮のがんは小葉にできる希少がんで、自覚症状はなく、気づいたときにはリンパ節に転移していたようだ。病気が発覚したとき、ひとり娘の百々果さんはアメリカで生活をしていたが、日本で母の闘病を支えることを決意。しかし、すぐに帰ってきたわけではなく、「自分の人生があるから、それを捨ててまたゼロから(になってもいいのか?)」と立ち止まって考えた結果の帰国だったらしい。これには、ゲストの森香澄も「すぐに帰ってくる選択肢より、1回自分のことを考えられる。自分を持っているところが、アンナさんの血を引き継いでいるな」と尊敬の眼差しを向けていた。 がんを公表したあとも仕事を続けている梅宮に「親の遺産があるんだから働かなくてもいいだろ」「がんになったんだから、がんらしくしとけ」などとアンチコメントが届いたこともあったらしい。しかし、梅宮は“普段の自分の生活と変わらないようにする”ことを心がけているようだ。 抗がん剤治療で体毛が抜けてしまっても、おしゃれなウィッグを探したり、つけまつ毛を探したりして、「可愛くやってみせるよ」と前を向く。右胸全摘出と脇のリンパ節を切除するという大手術を受けて退院した日も、病気に引っ張られないように……と予約していたネイルサロンに向かい、“美”を追求していた。人生は有限。ならば、悲しむために時間を使うのではなく、楽しいことに時間を使っていきたい。梅宮のマインドは、たくさんの人に影響を与えていくはずだ。 ちなみに、彼女が病気を公表することを決意したのは、父・梅宮辰夫さんの影響もあるらしい。肺がんだった辰夫さんが、講演会を開いて、多く人に自身の体験談を話している姿を見て、「かっこいいな。著名人がこういう活動をするのは意味があるな」と感じていた梅宮。だからこそ、「人のために、何かできることがしたかった。たったひとりでいいから、希望を与えられたらいいな」と思うようになったようだ。
菜本かな