現在、排気量2500シーシーの車に乗っています。軽自動車や排気量の小さい車に乗り換えると、どのくらい節税できますか?
車を所有していると、自動車税や自動車重量税などの支払いが必要になります。 現在2500シーシーの車に乗っている場合、軽自動車や排気量の小さい車に乗り換えることで、年間でどの程度節税できるのか気になる人もいるでしょう。 今回は排気量が小さくなることで節税につながる項目や、実際に乗り換えるとどのくらい税金が安くなるのかをご紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
排気量が小さい車に乗り換えると自動車税が安くなる
自動車税は、毎年4月1日時点で車を所有している人に課される税金です。 基本的には自動車検査証に登録されている人に支払い義務が発生しますが、割賦販売で売主が自動車の所有権を留保している場合は、使用者として登録されている人へ支払い義務が求められます。 自動車税は排気量によって変動し、新車販売から13年経過しているかも関係する要素の1つです。今回は令和元年9月30日以前に初回登録された車の自動車税について、表1にまとめました。
※筆者作成 軽自動車・普通車ともに、13年を経過すると概ね15%の重課率が適用されます。令和元年10月1日以降に新車登録された車が13年経過した後の金額が未定となっているようなので、今後の発表を待ちましょう。
自動車税以外に期待できる節税項目
車の排気量が小さくなると、自動車重量税が安くなる可能性にも期待できます。自動車重量税は、車の重量を基に支払う税金です。一般的には2年に一回の車検時に支払うものとされており、重量が重くなるほど金額が高くなります。 ただし、自動車の排気量=重量税になるわけではない点に注意しましょう。あくまで排気量が小さくなると、車の重量が小さくなる傾向にあると理解しておく必要があります。 自動車重量税は、0.5トンごとに4100円/年で加算されることが基本です。13年経過したタイミングでは1600円/年、18年経過したタイミングでは600円/年加算されます。軽自動車の自動車重量税は一律で3300円/年となっており、13年経過時点で4100/年、18年経過時点で4400円/年です。 車両重量は排気量だけでは計算しきれませんが、例えば普通車から軽自動車に乗り換えるだけでも、税金の節約にはつながると考えられるでしょう。