大人の善意が子どもたちの胃袋を満たす…「未来チケット」の仕組みを取り入れた、たこ焼き店オープン
いちき串木野市照島に、子ども食堂の役割を持つたこ焼き店「たこ屋」が4月下旬オープンした。大人の客の代金の一部を使い、18歳以下の客は無償で食べられる仕組み。店主の永松里美さん(43)は「子どもがいつでもおなかを満たせる場所にしたい」と話す。 【写真】たこ焼きを作る永松里美さん=いちき串木野市照島
永松さんは昨年3月、北九州市から移り住み、講演会などを通して、全国的な子どもの貧困や不登校などの問題に関心を持った。何か若者の力になれないかと考え、知人らに支援を呼びかけて店舗を整備した。 店では大人が購入する商品に50円を上乗せする。400円分たまると「未来チケット」として店外につり下げ、子どもは自由に取ってたこ焼き5個と無償で交換できる。大人が400円でチケットの購入も可能で、「たくさん食べて大きくなって」などメッセージを添えたものもある。 連日子どもたちが訪れ、チケットを使って味わっているという。永松さんは「添加物を少なくするなど食材にもこだわっている。子どもたちの明日の頑張ろうにつながればうれしい」と話した。 営業は午前11時~午後7時(土日祝は午後5時まで)。不定休。同店=090(6635)8451。
南日本新聞 | 鹿児島
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