<坂田将吾×矢野妃菜喜×鈴代紗弓×稗田寧々>アニメ「クラ婚」インタビュー テンポ感がすごい! 力強いキャッチボール
鈴代さん シーンの切り替えがかなり早く、気持ちの切り替えが大変でした。陽鞠は多分、一番内面が複雑な子な気がします。素直なところは素直だけど、考えて、ある意味計算でやっているようなところもあって、そこのさじ加減が難しかったです。朱音と才人に対して心の距離感が違って、同じ「おはよう」というセリフでもニュアンスを変えていました。「色っぽく」というディレクションをいただくこともあったのですが、結構攻めたシーンでは陽鞠としてのマインドも濃く保っていたこともあり、「色気」とは、ということを考えながら踏み込んだお芝居にも挑戦させてもらいました。
稗田さん コメディーパートでは、収録が進むにつれて、音響監督さんから「何かください」とアドリブを求められることもあり、チャレンジをたくさんさせていただきました。糸青は、見た目も挙動も可愛いのですが、可愛いだけではない不思議さもあって、そこは意識していました。彼女なりに才人への深い愛情があり、それを全面的には出さないんですけど、二人の時はそこが少し見え隠れします。実は彼女なりに考えて、計算していろいろやっているのですが、それを見せないところもあります。オーディションの時から「母性を大事に」とアドバイスがあり、柔らかさや包容力も意識しています。
坂田さん 糸青とは「心の距離感が近め」ということだったので、そこも大事にしました。
◇嫌いだったけど好きになったものは?
--作品のタイトルにちなみお聞きしたいのですが、以前は嫌いだったけど好きになったものはある?
矢野さん レバーが苦手だったのですが、最近、レバ刺しに出会って好きになりました。すごくおいしいレバ刺しを食べて、苦手意識が吹き飛びました。
鈴代さん 青椒肉絲ですね。中華料理は好きなんですけど、ピーマンが苦手だったんです。たまたま入った町中華で、隣に座っていた人が青椒肉絲を食べていて、すごくおいしそうで、大人になったのでいけるかもしれない……と注文してみました。すごくおいしくて好きになりました。