独特の4ステップ、洗顔後に即乳液…あの「国民的コスメ」はなぜ熱狂的ファンを生んだのか
#9 どんだけ可愛い口紅を作り続けるつもり? YSL
口紅いのち! の人ほどYSLの口紅を外さない。思えば1970年代から80年代、みんなが死ぬほど憧れたのが、伝説のフーシャピンク“YSLの19番”。それこそ今一番ホットな映画『バービー』のオールピンクの世界を象徴するような目の覚めるほどのピンクである。 この頃から脈々と続くYSL神話は、気がつけばYSL口紅偏愛派を多数生んでいた。色も質感も見てくれも手放しに可愛く、理屈抜きにかっこ良い。 ルージュ ヴォリュプテ シャイン、キャンディグレーズ、ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム、ベビードール キッス&ブラッシュ デュオスティック……あゝいずれ劣らぬ激カワ口紅の歴史は止まらない。 イヴ・サンローラン・ボーテ
#10 原価率50%以上という、使い手ファーストの新ブランドを偏愛せよ
“心の時代”、化粧品選びにも変化が見えてきた。サステナブルな化粧品でなければ選ばない、クリーンな化粧品でなければいらない、という具合に、ブランドの精神そのものを選ぶ動きが加速しているのだ。 そんな中で生まれたのが、当然のようにサステナブルであり、クリーンである上に、全品が原価率50%以上という、ありえない誠実さを持ったブランド、ニュースケープ。 例えば美容液なら、原価1,036円に上代2,072円と驚異のコスパ。一般的な原価率はスキンケアで10%~20%台、そうしたことにずっと疑問を持ってきたオーガニックコスメの仕掛人、小木充氏がたった1人で作り上げた。 だから実現した100%消費者ファーストのこんなブランドをこそ偏愛しよう! ニュースケープ メールアドレス contact@newscapecosmetics.com 齋藤 薫 (さいとう かおる) 女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。
齋藤 薫