阿蘇山上の草千里駐車場、「普通車枠」増加へ工事開始 渋滞緩和へ料金徴収機械化も
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阿蘇市の自然公園財団阿蘇支部は18日、阿蘇山上の草千里駐車場(約1万5千平方メートル)で、普通車の収容台数を増やすための駐車線引き直しと、料金徴収を機械化する改良工事を始めた。一帯の渋滞緩和が目的で、7月15日までの工事期間中も駐車場は利用できる。 大型連休や週末、夏休み期間など混雑時期は、駐車待ちの車列ができ、渋滞の要因となっていた。減少傾向のバスなどの大型車枠を60台から26台に減らし、普通車枠を240台から328台に増やす。 日中、職員が常駐して料金を徴収していた有人料金所は、入庫する車両のナンバーを読み取る「カメラ式駐車場」へ機械化する。無人の早朝に入った車が長時間駐車し、料金を払わずに出庫する例もあったことから、車のナンバー4桁を入力すると24時間支払える精算機を6台設置する。現在の料金所は撤去する方針。 自然公園財団阿蘇支部は「一帯の渋滞緩和と公平な利用につなげたい。職員は自然公園の美化やガイド役として、山上観光の充実に力を注いでいく」としている。(宮崎あずさ)