北朝鮮軍の戦闘参加で戦局への影響見通せず ウクライナ軍に「脅威」も練度と連携に問題か
露朝軍の連携がスムーズに運ぶかも不明だ。露朝軍は北大西洋条約機構(NATO)などと違い、定期的な合同演習を実施してこなかった。言語や使用兵器、戦術思想も異なっている。
実際、ウクライナ国防省情報総局は最近、クルスク州の露軍現場部隊の通信を傍受したとする音声データを公開。それによると、露軍現場部隊は、貴重な装甲車両を北朝鮮部隊に提供せよとする命令が来たことに憤慨していた。北朝鮮部隊30人ごとに通訳1人と露軍人員3人を付属させるとする軍上層部の方針にも不満を吐露。「朝鮮人を殺した後、あいつ(上官か)も殺したい」とする発言も記録されていた。