バンド「ジュースごくごく倶楽部」とは何者? メンバーのジンジャーエール阪本(マユリカ)と愛コーラ(ムームー大陸)を直撃!
ジュースごくごく倶楽部、というバンドをご存知だろうか。本格的な歌唱&演奏に、くすりと笑える歌詞。そしてひとたびライブを行えば、3000人規模のライブハウス・豊洲PITを満員にする人気ぶり。その正体は、ロングコートダディ・堂前(バンドでは堂前タオル名義)、ニッポンの社長・辻(バンドでは辻クラシック名義)のふたりが中心となって結成された、6人の芸人によるバンドだ。 【写真】ジンジャーエール阪本(マユリカ) そんなジュースごくごく倶楽部を詳しく知るために、今回はフロントマンを務めるジンジャーエール阪本ことマユリカ・阪本と、愛コーラことムームー大陸・山﨑おしるこのふたりをライブ終演後に直撃。メンバーを紹介してもらいつつ、バンドの現在地について話を聞いた。 *** ■フロントマンは「カリスマ」と「原石」 ――おふたりとも、炭酸がお好きなんですか? 愛コーラ 名前の件ですか?(笑) ジンジャーエール阪本 なんなら炭酸は全然飲まないんですよね(笑)。バンド名がジュースだから、というだけで。 ――おふたりとも芸人として舞台で拝見したこともありますが、バンド活動では芸人の時よりもはしゃいでいて、結構ギャップがありますよね。どちらが本物の人格なんですか? 阪本 ムズいな......。でも、お笑いではあんまり出ることのない人格をバンドでは出してると思いますね。だからどっちもほんまやと思うんです。お笑いでは「イエーイ!」みたいなことを言う場面はあんまりないですけど、バンドでは照れを振り切ってやってます。 愛コーラ たしかに。私も、同じ人格の中にバンドマンと芸人がいるみたいな感じですね。 ――他のメンバーのみなさんもそうなんですか? 阪本 どうなんですかね。楽器隊のみんなはお笑いをやってる時よりかはカッコよく映るかもしれないですけど、そもそもお笑いをやっててあんまりカッコつけることってないですからね。まあ、芸人でもたまに雑誌の表紙とかでカッコよく撮ってもらったりもしますけど、ああいう感じに近いかもしれないです。 ――そんなメンバー全員の役割を紹介してもらえますか。 愛コーラ 阪本さんは、もう言わずもがな、誰しもが認めるカリスマボーカルです。 阪本 「お前がいないと始まらん」みたいなことはよく言われますね(笑)。全然そんなつもりないですけど、結構カリスマとか言ってもらえたりして。 愛コーラ ただ、みんなのおもちゃでもありますね。 阪本 いや、カリスマね。 愛コーラ 辻(クラシック/ニッポンの社長)さんなんかはよく阪本さんをおもちゃにしてます。 阪本 全然。カリスマ。 ――(笑)。愛コーラさんはどんな人ですか? 阪本 愛コーラはポテンシャルの塊というか、原石なんですよ。もちろんポテンシャルという意味では僕のほうが先は行ってますけど、すごくいいものを持ってる妹みたいな感じです。 愛コーラ (笑)。 ――それは歌やパフォーマンスでですか? それともバンド内での役割として? 阪本 (ニヤニヤしながら考える) ――ふたりは全然目を合わさないんですね(笑)。 阪本 そう、ほぼ目が合ったことない。でもほんまに言うと、めっちゃ音感があるし、音程を外さないし。「ここにハモりたいんやけど」って言ったらすぐ分かるタイプで、音楽の知識や才能があるんですよ。 愛コーラ えー! ありがとうございます。 ――今日のライブでも歌がうまくてビックリしました。 阪本 そう、原石。 愛コーラ 原石なんですね(笑)。 ――愛コーラさんは多才で、イラストを描いたり絵本も出版されたりしていますけど、バンドではアートワークやグッズのデザインも担当されていて。 阪本 そうですね。楽曲のジャケットとかグッズも担当してくれていて。ほんまに心強いメンバーが加入してくれたと思いますね。(愛コーラは2022年6月に加入) 愛コーラ でも原石(笑)。 阪本 まあ僕よりかは下なので(笑)、カリスマと原石のふたりでお送りしています。