トヨタ「スープラ」や三菱「アウトランダーPHEV」も参加!マツダが注力する「模擬ジムカーナ」とは何か?
冬晴の筑波サーキット(茨城県下妻市)に、およそ60台の参加車が集まった。サーキットといっても、場所はレーシングコースではなく、最終コーナーの奥側に位置するジムカーナ場だ。 【写真で見る】マツダのイベント、もっとも台数が多かったのは? マツダが主催する、「マツダ・スピリット・レーシング ジムカーナ エクスペリエンス 第5戦」である。冠にマツダとついてはいるが、参加車は「ロードスター」などのマツダ車だけではなく、多種多様だ。 ホンダ「S660」、スバル「インプレッサ」、トヨタ「スープラ」、三菱「アウトランダーPHEV」、スズキ「アルトワークス」、そしてBYD「ATTO 3」と、スポーツカーに限らない。
参加クラスも7つに分かれており、さらに今回は4人のメディア関係者が特別に参加して、イベントの体験取材を行った。 とはいっても、「ジムカーナとは?」と思う人も、最近は少なくないかもしれない。まずはジムカーナについて解説しよう。 ■草の根モータースポーツの代表格 ジムカーナは、モータースポーツの種類のひとつで、JAF(日本自動車連盟)では、次のように説明している。 「ジムカーナは、舗装路面に設定されたコースを、競技車両が1台ずつ走行するタイムトライアル。入門者からベテランまで、これまで多くのドライバーを魅了してきた、国内Bライセンスで出場できるグラスルーツ(草の根)モータースポーツの代表格」
この場合、JAFの正式競技としての見解であり、競技ライセンスの取得が義務付けられている。 今回、取材した「マツダ・スピリット・レーシング ジムカーナ エクスペリエンス」の場合、マツダによる独自イベントであるため、競技ライセンスは必要ない。 そのうえで、参加規定を「普通自動車の免許所持」「長袖・長ズボンでヘルメットとグローブを着用」「車両はマツダ車以外でも可能」、そして「車両は自家用自動車として登録され、有効なナンバープレートが付いていること」などとしている。