「宇多田ヒカル、椎名林檎らが登場した90年代後半と重なる」今の音楽シーンに感じる攻めの姿勢を、Mummy-Dが語る
自分の人生が五線譜だとしたら
Mummy-Dは35年のキャリアで初となるソロアルバム『Bars of My Life』を3月13日(水)にリリース。番組では先行シングルとしてリリースした『マイク持つ者よ』をオンエアした。 クリス:制作に6年をかけたそうですが、なぜソロアルバムを出そうと思ったんですか? Mummy-D:やっぱりエゴじゃないですかね。RHYMESTERだとちょっとパーソナル過ぎるぞっていうサブジェクトも、1人だったら歌えるかなってことで、俺も1人で曲を作ってみたいなって。そういう欲求が徐々に高まってたってことじゃないですかね。 クリス:制作中に立ち止まったことはあるんですか。 Mummy-D:途中でブラッシュアップ病にかかっちゃったりとか、こんなのダメだってなんでもボツにしたくなる病にかかっちゃったりとか(笑)。初の自分自身の曲、自分自身のアルバムなので気負いまくってこのまま出ないんじゃないかみたいな感じになりましたね。 クリス:他の人とやるんだったら運命共同体で責任は分散できるけど、ソロって全部自分だから。 Mummy-D:全部自分の責任ってところでちょっと時間がかかっちゃいましたね。 ソロアルバム『Bars of My Life』は、ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)、BACHLOGIC、DJ KRUSH、DJ WATARAI、H ZETTRIO、NAOtheLAIZA、Sweet William、タケウチカズタケ、SONPUB、ミッキー吉野、Nulbarich、さかいゆう、田中義人、斎藤ネコなど豪華なアーティストやクリエイターと共演している。 クリス:『Bars of My Life』ってタイトルはどこから? Mummy-D:自分の人生が五線譜だとしたらどんな人生だったかっていう意味で。Barは五線譜の縦線ですよね。あれのことを言ってるんですけど、まさしくそれです。 クリス:USだとBarってハードルみたいな意味もあるんです。だから『Bars of My Life』って自分が越えてきたものみたいなニュアンスもあるのかなって。 Mummy-D:そうなんですか。ハードルって意味が入ってるっていうのは、他の番組でさも自分が考えたかのように言います(笑)。 Mummy-Dの最新情報は、 RHYMESTERの公式サイトまで。 番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。