「ラーメン登龍門」職人の熱き激突と舞台裏 独占密着!「父を超えたい」運命の戦い
■「2種類の豆味噌で勝負」審査員の反応は?
実は、唯一のアマチュア・神田さんは「次女からのアドバイスで、味噌煮込み的なスープの味をより際立たせた」といいます。 神田さん 「味噌を2種類にした。『まろやか過ぎる』と思ったので、渋いのも買ってきて。両方とも豆味噌ですけど、それを合わせます」 2種類の豆味噌を使った濃い色のスープに、仕上げは生たまごの黄身。神田さんが作り上げた「愛知まめ味噌らぁ麺」は、豚肉やかまぼこが乗った、まさしく味噌煮込みうどんのような見た目の味噌ラーメンです。果たして…。 河原さん 「例えば、チョコレートとかカカオとか、他の物を入れても良かったけど、最初から(豆味噌だけ)」 神田さん 「豆味噌をより感じてもらうために、それだけに絞り込んで、あとはぎゅっと濃縮した」 そして、ジョーさんとデューさんのタイチーム。実は決勝が始まる3時間前まで、国産小麦を使った特製の麺を試行錯誤し、ようやく納得のいくラーメンを完成させました。 「Wモツ味噌ラーメン」こだわりのトッピングは、日本の三元豚を使った3種類のチャーシュー、そして牛モツ。仕上げには食感が楽しい揚げたゴボウなど、自慢の具材がぜいたくに乗った、まさにフルコースのような「Wモツ味噌ラーメン」です。 デューさん 「(モツは)独特な香りがあったとしても、かんで飲み込んでも、匂いが残らないのを選びました」 「らぁ麺屋飯田商店」 創業者 飯田将太さん 「料理としての完成度は相当高い」
■優勝「博多味噌らーめん」 審査員が大絶賛
そして、全8組のラーメンの審査が終了。優勝者には「聖地・ラーメン博物館で1年間の出店」という栄誉が与えられます。 「父を超えたい」と参加した町田さんが見事、準優勝。ベスト10だった父の恵一さんを超えましたが、町田さんは「悔しいです。リベンジしたいですね、次は一番を狙って」と語りました。 そして優勝は、福岡で味噌ラーメン店「博多文福」を営む島津智明店主(44)。5種類もの味噌をブレンドした味噌ダレを豚骨ベースの白湯スープに合わせた「博多味噌らーめん」です。 しかも、「太麺と細麺を合わせて楽しむ」という斬新なアイデアも審査員は大絶賛でした。 島津さん 「ちょっと正直サプライズというかドキドキしてます。(1年間の出店は)責任重大なので、心を込めておいしいラーメン作ろうと思います」 惜しくも、ジョーさんたちのタイチームは5位、唯一のアマチュア・神田さんは6位でした。 神田さん 「自作ラーメンを日本の文化にしたいということと、ラーメンで多くの人を笑顔にできたらなと」 次回のラーメン登龍門は3年後を予定。すでに次の戦いは始まっています。
テレビ朝日