竜の新セットアッパー!清水達也 逆転被弾のシーズン開幕から日本代表へ至るまでに迫る
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清水達也、波乱のシーズンを経験して得たものとは?
今週のサンドラは、アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選ばれた清水達也投手。昨シーズンは、前年最優秀中継ぎ投手だったセットアッパーのジャリエル・ロドリゲス投手の亡命・契約破棄騒動から、急遽セットアッパーに抜擢された。 しかし、シーズン初登板の4月2日のジャイアンツ戦では勝ち越しホームランを浴びて敗戦投手になるという苦々しい幕開けだった。さらに4月下旬に肘の違和感で登録抹消となり幸先の悪いスタートとなった。だがそこから、6月には本来の力を取り戻し14試合連続無失点を記録するなどセットアッパーとしてチームを支えた。最終的には2年連続で50試合に登板し、チームトップの25ホールドを記録した。 シーズンオフに開催されたアジアプロ野球チャンピオンシップでは、第3戦の最終回に打者3人を2奪三振に抑えて優勝に貢献した。「本当に楽しい時間でしたし、最後は優勝という形で終われて本当に行って良かった。(ドラゴンズでは)ポストシーズンの戦いを一度も経験していない、ジャパンの試合は1試合1試合がポストシーズンの感覚で負けられない戦い。そこで勝ったときの達成感があった。それを味わいたい。『清水が投げれば大丈夫』『7回まで頑張れば勝ち』と思われるようなピッチャーになりたい。」と語った。
本人選出のベストゲーム、ワーストゲームは?
2023年シーズンは50試合に登板3勝3敗25ホールド防御率3.09という成績だったが、その中でのベストゲームを4月16日のジャイアンツ戦と挙げた。2死満塁1打同点のピンチでノースリーから空振り三振を奪った。 清水投手「この試合を抑えた時の大歓声が忘れられないというか。一番声援を身にしみて受けた試合でした。(スリーボールになったときの気持ちは?)意外と大丈夫でした。」 一方ワーストゲームは、同じくジャイアンツ戦で4月2日の試合だった。同点に追いついた直後の8回裏勝ち越しホームランを浴び敗戦投手になった。 清水投手「最悪のスタートというか、何としてもゼロで抑えたかったというところで、丸さんにホームラン打たれて、シーズンの一番最初の登板がこのスタートでちょっと。どっちも巨人ですけどね。(今年は巨人戦意識しますか?)意識はしないでおきます。変に意識しちゃいましたね。」 サンドラ厳選のハイライトシーンは、11月18日の対オーストラリア戦の侍ジャパンでの躍動だ。 清水投手「(ブルペンで他球団の選手はどうだった?)みんな登板するよってときに肩を作りいける状態を作る。ぼくら中日は結構違って、まず一回作ってまた登板直前にもう一回作るというのに慣れていたんで。みんな慣れていないことだったんで、『何かあった場合は清水』ということがありましたね。」 蓄積する疲労は心配だが、それによって得られた経験を武器に今シーズンの活躍が楽しみだ。