【こんな人】巨人松原聖弥、西武に移籍で芸人の兄を心配「日テレさんで仕事減ってしまうんじゃ」
巨人松原聖弥外野手(29)と西武若林楽人外野手(26)の交換トレードが両球団で成立したことが24日、分かった。 【写真】芸人の兄とのツーショット 松原は今季、2年ぶりの開幕1軍メンバー入りしたが、4月13日広島戦を最後に出場選手登録から抹消され、ここまで9試合の出場にとどまっていた。イースタン・リーグでは35試合で、打率2割4分1厘、1本塁打、2盗塁だった。 若林は今季、開幕スタメンに名を連ねるも、ここまで17試合に出場にとどまっていた。イースタン・リーグでは16試合で、打率3割3分2厘、1本塁打、2盗塁だった。 ◇ ◇ ◇ スーツ姿でジャイアンツ球場の荷物整理を終えた松原は、人懐っこい笑顔で言った。報道陣に「今までお世話になりました。ありがとうございました」とペコリ頭を下げた。その人柄は多くの人に愛される。 いじられキャラであり、自身もコミカルに周囲を笑いに包む。十八番は「梶谷のモノマネ」。独特の構え方、一塁までの走り方、ベースの踏み方、駆け抜けた後の止まり方など特徴をちょっと誇張しながら“持ちネタ”とする。昨秋のファン感謝祭でもファンの前で披露し、爆笑をさらった。 兄も笑いの道を行く。太田プロ所属のお笑いコンビ「ロングアイランド」のツッコミ松原ゆい(32)。自身が移籍することで、こんな心配も。「日テレさんで仕事が減ってしまうんじゃないですか。そこはちょっと心配っす」と笑い、これからはテレビ埼玉からオファーが届くことを願った。 「トレードとなると驚きましたけど、チャンスと捉えてやるしかない」。心機一転し、新天地に向かう。【巨人担当=上田悠太】 ◆松原聖弥(まつばら・せいや)1995年(平7)1月26日、大阪府生まれ。仙台育英では3年夏に甲子園出場もベンチ入りせず。首都大学リーグの明星大では5季連続で2部リーグのベストナイン。16年育成ドラフト5位で巨人入団。2年目の18年7月30日に支配下登録。20年7月25日ヤクルト戦で1軍デビューし、初打席初安打。21年に12本塁打を放ち、セ・リーグの育成選手出身者で初の2桁本塁打を記録した。今季推定年俸は2500万円。173センチ、74キロ。右投げ左打ち。