高橋恭平「『大好き』と伝えちゃいました」 自身の“ヒーロー”と共演、『映画 マイホームヒーロー』の裏側を告白
■高橋恭平にとって“ヒーロー”は?
――本作は“正義”についても考えさせられる作品です。高橋さんは自分が正義だと思っているけれど、周りから理解されにくいことはありますか? 高橋:うーん、難しいですね。というのも、“正しい”なんてこの世にはない気がするので。それぞれの尺度もあるでしょうし。例えば、僕の中では年中サンダルが当たり前なんですけれど、冬に買い物へ行って「サンダルありますか?」と聞いても大体ないんです。珍しいことに、なにわ男子にはもう1人同じ考えを持っているメンバーがいますが、あまり多くの人から理解されないようで…。 ――それくらい“正しい”と思っていることは人によって異なる。 高橋:僕はそう思います。 ――では、高橋さんにとって、ヒーローとはどのような存在ですか? 高橋:(志野寛治役の)津田健次郎さんがヒーローです。僕はアニメが大好きなのですが、津田さんはよく見ていた作品でキャラクターの声を務めていらっしゃって! ――その作品とキャラクターは? 高橋:『遊☆戯☆王』の海馬瀬人です! 津田さんに初めてお会いしたときに「大好きでした」と伝えちゃいました(笑)。その後も「あのセリフめっちゃ良いです」とか「あれはどう録っていたんですか?」という話をさせていただいて。そしたら津田さんが、僕の目の前で海馬瀬人のセリフを言ってくださったんです! めっちゃテンションが上がりました。家に帰って「ドロー!」とかちょっと声を真似してみたのですが、全然ダメ。あの声は津田さんにしかできません。そんな津田さんが僕の中ではヒーローですね。 ――津田さんとの今後の共演も願っています! 本作を通じて役の幅が広がったという高橋さん。今後はどんな役柄に挑戦したいですか? 高橋:芝居をやり始めてまだ間もないので、今の段階ではジャンル問わず、いろいろな役を演じていきたいです。現実の僕はあまり賢くないので、弁護士や医者など、芝居で賢く見せられる役とかをやってみたいですね(笑)。経験を積んで、自分の芝居の幅をより広げていけたら良いなと思っています。 (取材・文:M.TOKU 写真:小川遼) 『映画 マイホームヒーロー』は、3月8日より全国公開。