高橋恭平「『大好き』と伝えちゃいました」 自身の“ヒーロー”と共演、『映画 マイホームヒーロー』の裏側を告白
■メンバーとお酒を飲みに行くのが息抜き
――高橋さんが恭一に共感できる部分はありますか? 高橋:彼は一見冷めているように感じますが、内には熱いものを持っていて、家族思いなんです。僕も自分では言いにくいですが“若干”家族思いなので、そこは共感できます。 ――ぜひ、最近の家族エピソードを教えてください。 高橋:引っ越しの話をしました。「引っ越ししたいんだけど、どこが良いかな?」って電話しながら、一緒に(家を)探しました。 ――家族との仲良しエピソードが多い高橋さんですが、そんな高橋さんから見て、鳥栖一家の絆はどう映っていますか? 高橋:何もなければ、ただの良い家族。哲雄は娘や家庭のことが大好きで、すごく大事にしていますし、愛に溢れています。罪は犯してしまいますが、娘のためにそこまでの行動ができる哲雄はすごいです。(裏切られた)恭一としては腹が立って仕方ないですが(笑)。 ――ドラマでは恭一が料理を作っている裏で哲雄が一計を案じ、行動していました。 高橋:だまされました。せっかく「最後の晩餐(ばんさん)」を作ってあげたのに、裏でコソコソされて(笑)。そういう経緯もあるから、恭一は哲雄のことをものすごく恨んでいると思います。7年後に出会ったとき、殺意も湧いたんじゃないかな。そんな気持ちを持った恭一がどんな行動を起こすのか…恭一と哲雄の再会は見どころの一つだと思います。 ――哲雄を演じる佐々木蔵之介さんとのやり取りも多かったと思います。共演してみて、いかがでしたか? 高橋:蔵之介さんは、原作をすごく大事にされている方なんです。現場でも時間があるときは原作をずっと読んでいらっしゃって。細かいところまで「ここはこう見せよう」と納得いくまで演じられている姿に、刺激を受けました。また、撮影の合間にお話させていただいたときは、すごく優しくてお父さんみたいな方でした。 ――先ほどから“7年”というキーワードが出ていますが、高橋さん自身はこの7年を振り返ってみて、変化を感じていますか? 高橋:7年前は、なにわ男子を結成する前でした。そう考えるとすごく環境が変わったなと思います。まだ10代でしたが、いつの間にか20代にもなって。…まぁ、20代になったから変わったということはあまりなく、お酒が飲めるようになったくらいですかね(笑)。メンバーと仕事後にお酒を飲みに行くのが息抜きになっています。