自粛解除の目安発表 埼玉・大野知事が会見(全文2完)酒類提供は都と調整すべき
感染者数で東京都とギャップが生じる場合は?
時事通信:時事通信のミウラです。外出自粛の解除と再要請の目安において、総合判断して専門家にも諮るということでしたが、例えば新規陽性者と東京都の感染者数で大きなギャップが生じる場合が考えられると思います。東京は多いけど埼玉がほかは少ないとか。こういう場合についてはどのように考えたらよろしいですか。 大野:東京が多いけど埼玉は少ない? 逆? 時事通信:東京が多いけど埼玉が少ない。 大野:例えばそこは、実はこれ、細かく分けていますけども、これは先生方に諮りますけれども、そのときにも実は申し上げるつもりですが、東京と埼玉が密接に関与しているところと関与していないところがございます。これは指標としてもちろん示すので、先ほどのご質問にもありましたけども、例えば博物館とか美術館とか図書館の場合よりも、大きな例えばホールとか施設ですね、実はここに入ってきますけれども、大きな施設など、例えばさいたまスーパーアリーナとか、こういったところについてはより関連がある可能性が高いので、そういったことをコメントとして申し上げた上で専門家の方にご判断をいただくということになろうと思いますし、当然、東京が上がってくればわれわれとしても懸念をせざるを得ないと思いますので、そこは一定の柔軟性は働くものと考えていますが、最終的な判断については専門的な知見を得ながら、これはどういったことでしょうということをわれわれのほうから伺いたいと思っています。 いいですか。じゃあ、【ウメザワ 00:39:36】さん。
弧発割合はクラスターの人数も含むのではないか
朝日新聞:朝日新聞のウメザワです。表のところの見方のところを先にちょっと聞きたいんですけれども、東京都の感染者数のところも公表日ベースの数でいいっていうことでしょうか。あともう1点なんですが、見方のところで、弧発割合のところ、さっきもちょっと共同通信さんから質問があったんですけれども、30人以上の場合っていうところになると、結局、外出自粛のところはもう週20人以下っていうほかの要素があるので、この弧発割合についてはクラスターも含んだ人数じゃないんでしょうか。 大野:弧発割合はクラスターをもちろん含んだ人数です。もちろん。新規陽性者はクラスターを含んでいませんが、弧発の割合ですからクラスターを除くっていうか。だから入った上で、例えば30%なら70のほうにクラスターは入っているということです。 朝日新聞:じゃあ新規陽性者のほうは集団感染は除いていますけれども、弧発のほうは集団感染が入っているということでいいわけですね。 大野:そうです。 朝日新聞:ありがとうございます。あと、先ほど国の宣言解除については、基本的に別個ですけれども1つの要素にもなるっていうふうにお話しされていたので、結局、国の宣言が解除される前に、埼玉県として外出自粛の要請を緩和する可能性があるかどうかで、ここはどちらなんでしょうか。 大野:まず、先ほど申し上げたとおり、すでに博物館、美術館、図書館については、われわれは制限付きで解除をさせていただいています。これは国の宣言の前にさせていただいたことではあります。その一方で外出自粛については今、現時点で45条の第1項に基づいてやらせていただいていますので、これ、できないことではないとは思いますけれども、物理的に、仮にですよ、25日に、仮にですけどね、国が宣言解除されるとなった場合には、これからその専門家会議をもう1回招集して本部会議をやるという状況にはないというふうに思いますが、それが仮に、逆に延びて埼玉の状況はとても良くなってきたという場合には、緩和等の可能性はあり得ると思います。 朝日新聞:宣言が延長というか、5月末まで、25日以降も続いたとしても、先に県のほうで外出自粛について緩和することはあるという理解でいいですね。 大野:そういうことです。それがもしかしたら6月、7月、もちろんわれわれは希望しませんけどね。その場合にはあり得ると思います。