トヨタGR、全日本ラリーと豪州ラリー選手権の相互交流を開始。育成の大竹直生がARC挑戦へ
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は7月31日、JRC全日本ラリー選手権に参戦しているTGR-WRJと、豪州で活動しARCオーストラリア・ラリー選手権で実績を残すTGRオーストラリア(TGRA)とニール・ベイツ・モータースポーツによる相互交流を開始すると発表した。 【写真】ギップスランドラリーに参戦することが決まった、トヨタ育成の大竹直生(左) この取り組みは、TGRが目指すモータースポーツを起点とした“もっといいクルマづくり”のための人材育成や、国境を越えた仲間づくりとモータースポーツ文化の醸成を目指す活動の一環として行われるもの。具体的には、日本とオーストラリアの各国内シリーズに出場中ドライバーがお互いの国を訪れ、現地のラリーに挑戦することになる。 日本のTGR-WRJは同プログラムに基づき、8月9~11日にビクトリア州で開催されるARC第4戦『ギップスランド・ラリー』に参戦することが決定。ドライバーはトヨタの若手育成ドライバーであり今季はJRCのJN-2クラス内に設けられた“MORIZO Challenge Cup”を戦う大竹直生が務めることとなった。 一方、現在ランキング首位に立っているハリー・ベイツと2022年王者ルイス・ベイツの“兄弟ドライバー”を擁してARCを戦うTGRAは、トヨタGRヤリス・ラリー2を駆るハリーと彼のコドライバーを務めるコーラル・テイラーのペアとともに、9月5~8日に帯広で開催されるJRC第7戦『ラリー北海道』に参戦することがアナウンスされた。 TGRは日豪の間でスタートする相互交流を起点とし今後、各地域のラリーを現地現物で学び、国内ラリーのさらなる盛り上げにもつなげるとしている。 [オートスポーツweb 2024年07月31日]