竹野内豊主演の映画「雪風 YUKIKAZE」終戦80年の2025年8月公開決定、演じるのは伝説の駆逐艦艦長
俳優竹野内豊(53)が主演する映画「雪風 YUKIKAZE」(山田敏久監督)が終戦80年を迎える2025年8月に公開されることが決定し、伝説の駆逐艦「雪風」艦長を演じる竹野内のファーストカットが解禁された。
雪風は太平洋戦争中に実在した駆逐艦で軽量、高速という機動性を生かし、戦闘、護衛任務、上陸支援などに従事。ほかの駆逐艦が撃沈されたもののほぼ無傷で終戦を迎えたのは雪風1隻とされ、戦後は復員船として外地に残された人々1万3000人を日本に送り返した。その後、賠償艦として連合国側に引き渡され、米国をはじめとする戦勝国からもたたえられた伝説の〝不沈艦〟として歴史に残る。 映画は雪風の史実に基づくフィクションとして壮大なスケール感で描かれた感動大作。さまざまな資料により生み出されたオリジナルキャラクターの艦長・寺澤一利を竹野内が担った。 冷静に指示を下し、ときには型破りな判断で激戦をくぐり抜けるリーダーシップと武士道を信念とする主人公に竹野内は「戦争を経験していない自分が史実に基づく人物を演じることはさまざまな不安もありましたが、気を引き締めて役に挑みました」と撮影を振り返り、「2025年に日本は終戦80年を迎えます。昨今、残念ながら戦争を身近に感じる時代になり、変わりゆく日本の景色の中で本作が世に送り出されることにも必ず意味があるのだろうと、信じたいです」と強調した。 さらに「平和な未来を築き、美しい日本を守ってゆくには、私たちは何を想い、何を大切にしていかなければならないのか。この映画が一人ひとり、少しでも多くの皆さま方の心に届き、考えるきっかけになれば幸いです」と願った。
中日スポーツ