息子のお友達はお小遣いを月に1万円もらっているようで、息子から「僕も1万円ほしい」と言われました。金銭感覚が狂ってしまいそうで不安です。お小遣いの平均はいくらなのでしょうか?
小学生の子どもにどのくらいのお小遣いを渡せばよいのか、悩む保護者もいるのではないでしょうか。学年が中学年や高学年へ上がるにつれて、お小遣いを増やしてほしいとお願いされることも出てくるかもしれません。 お小遣いはどのくらいの金額が適しているという明確なルールはありません。保護者が決めたり、子どもと話し合ったりするなどして、各家庭が適したと思う金額をお小遣いにすればよいでしょう。 本記事では、小学生のお小遣いの平均金額をはじめ、子どもにお小遣いをあげるメリットや注意点を解説します。
小学生のお小遣いの平均金額はどのくらい?
金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査」によると、小学生のお小遣いの最頻値や平均は図表1のとおりです。 【図表1】
※金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」より筆者作成 「月に1回もらう場合」「ときどきもらう場合」で最頻値や平均は異なります。子どもが小学校低学年、中学年、高学年のどれに該当しても、小遣いが1ヶ月2000円は最頻値や平均よりも高い金額であることが調査を通して分かるでしょう。 お小遣いはいくらあげなければいけないという決まりはありません。子どもが希望するお小遣いの金額を渡すのが適切なのか、お小遣いをどのように使いたいのか、金銭感覚が狂わないためにも、現在の金額のままでよいかどうかは子どもと話し合って決めてください。 ■低学年・中学年・高学年でお小遣いのもらい方が異なる 同調査にて、図表2のように小学校低学年、中学年、高学年では、お小遣いのもらい方が異なることが分かります。 【図表2】
※金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」より筆者作成 小学校低学年のうちは、お小遣いをときどきもらう子どもの割合が最多の57.3%、次に月に1回もらうの13.4%です。中学年も低学年と同様に、お小遣いをときどきもらう子どもの割合が47.8%ではあるものの、月に1回もらう子どもの割合は32.1%にまで増えます。 さらに高学年になると、お小遣いを月に1回もらう子どもの割合が45.0%となって、ときどきもらうの38.3%を上回る結果です。