【広島】GG賞初受賞の正遊撃手が菊池涼介から譲り受けたスーツで「守ると言うより、攻めの姿勢で」来季レベルアップ誓う
広島の矢野雅哉内野手(25)が26日、マツダ内で1750万円から3倍超の年俸5300万円で契約更改した。今季は開幕スタメン外から正遊撃手としてブレイク。来季の目標にゴールデン・グラブ賞の連続受賞と盗塁王を掲げた。 小園を三塁に追いやった遊撃守備を「安定感に欠けた」と振り返る。ヤクルト・長岡に大差でGG賞初受賞にも慢心はない。2日前に菊池から譲り受けた「7着目」というスーツ姿で「何年も積み重ねることができれば、それが本物の守備職人」と、一昨年まで二塁部門で10年連続受賞した“師匠”の背中を追いかける。 今季13盗塁はチームで小園と並び、阪神・近本に6差のリーグ3位タイ。「確実性を上げられたら、狙える位置にいると思う」と、オフには走塁技術にも磨きをかける。正遊撃手の座は「守ると言うより、攻めの姿勢で」と、走攻守すべてレベルアップして不動のものとする。(畑中 祐司)
報知新聞社